「法廷で明かされる事件の全容は強烈だ。
一部では彼の俳優復帰を後押しする声も上がっているそうだが、
それも裁判が終わるころには一切聞かれなくなるだろう」
 そう予告するのは捜査関係者だ。


新井被告は昨年7月1日の午前4時ごろ、派遣型マッサージ店の
30代女性従業員Aさんを東京・世田谷区の自宅マンションに呼び込み、
暗い室内で無理やり、性行為に及んだとされる。
 同店を利用したのは4回目で、
新井被告は性的サービス禁止の同意書にサインしていた。

 今月1日に逮捕された新井被告は調べに「酒を飲んでいたので記憶があいまい」とした上で「
性行為はしたが(Aさんの)頭を押さえつけたりはしていない」と
一部容疑を否認していた。

 だが、その後の取り調べで新井被告は「相手がそう言うのなら、
そうなのでしょう」と供述を変化。Aさんとの示談交渉も決裂し、
当局は「起訴が妥当」と判断した。

「Aさん側に示談の申し入れはしていたが、彼女の怒りはすさまじく、
取り付く島もなかったようだ。
裁判になれば、Aさんも大きなストレスを抱えることになるが、
被告を裁いてほしい気持ちの方がはるかに強かった」とは事情を知る関係者。

強制性交罪は5年以上20年以下の有期懲役刑。
日本の刑事裁判の有罪率は99%以上で、実刑判決が有力視されている。

 実際、徐々にわかってきた犯行の詳細は、極悪非道としか言いようがない。
捜査関係者が作成した「公訴事実の要旨」を見ると「被告人は、
女性に強制性交しようと考え、東京都内の被告人方において、
同人に暴行を加え、その反抗を著しく困難にして同人と性交をしたものである」と記載されている。

特筆すべきは、いきなり襲い掛かってレイプしたのではなく、
Aさんにまず恐怖心を植えつけて「反抗を著しく困難にして」から、
性交したことだ。計画的でまるで常習犯の手口のよう。事情を知る関係者が明かす。

「新井被告はドスの利いた声でAさんを脅し、
力ずくで彼女の自由を奪った。一説には彼女の頭を押さえつけ、
無理やり、口淫させようとしたという情報もある。部屋は真っ暗で、
出口もわからない。助けを求めても、声は届かない。
恐怖で身動きが取れなくなったところで、被告はゆっくりと性行為に及んだそうだ」

昨秋、実話誌で事件の一部始終が匿名で報じられた際、
新井被告は怪しむ所属事務所に対し「合意の上だった」と説明したという。身の危険を感じて凍りつき、
されるがままだったAさんとの行為を「普通のセックス」と解釈しているのだから、驚くばかりだ。

ソース、東スポウェブ