映画会社ワーナー・ブラザースや、ニュースTV局CNNなどを擁する複合企業体ワーナーメディアが配信サービス開始に向けて動いている模様で、人気ドラマ『フレンズ』や『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』がNetflixから消える可能性が出てきた。米TV Lineが報じている。

2月11日(月)にTV批評家協会の冬季プレスツアーにおいて、ワーナーメディアでチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるケビン・レイリーが、「ワーナーの人気ドラマシリーズが、最終的には我々の新サービスで配信されます」と明かした。

発表では具体的に番組名は挙げていなかったが、宣伝用の書類には『フレンズ』と『ビッグバン★セオリー』がリストにあったという。そしてレイリーは、Netflixをはじめとする他の配信サービスとワーナーの作品をシェアするつもりはないようで、「目的資産の共有は良いモデルではありません。私の考えでは、自社の作品は我がサービスに独占的であるべきです」ともコメントしている。

ワーナーメディアは、2019年末までにベータフォームを立ち上げる予定で、Netflixで配信されている米CWのドラマ『THE FLASH/フラッシュ』や『ARROW/アロー』『リバーデイル』にも目をつけているという。CWのNetflixでの配信権は今春に切れることになっている。

ワーナーメディアの新配信サービスの名前は決定していないが、HBOの番組やワーナー・ブラザースの映画の配信や、オリジナル番組も計画しているとのことで、サービスの開始は2020年以降になると見られている。

『フレンズ』は2015年からNetflixで配信開始され、本シリーズを確保するために、 Netflixは今年いっぱいの配信権料としてワーナーメディアに約1億ドル(約113億5600万円)を支払ったと報じられていた。しかし契約は非独占的であるため、新サービスの開始と同時に、ワーナーは『フレンズ』を配信開始できることになっている。

お気に入りのドラマシリーズがサービスから消えてしまう前に、Netflixのユーザーはイッキ見をしておいたほうが良いかもしれない。(海外ドラマNAVI)


2019.02.18 18:00
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