(CNN) 米プロバスケットボール協会(NBA)は18日までに、アフリカ大陸でプロリーグを立ち上げる計画を明らかにした。域内の複数の国を本拠とする12チームで構成する。

新リーグは来年に始動し、名称は「バスケットボール・アフリカ・リーグ」となる予定。アンゴラ、エジプト、ケニア、モロッコ、ナイジェリア、ルワンダ、セネガル、南アフリカ、チュニジアといった国々からチームが参加するという。

NBAは国際バスケットボール連盟(FIBA)とともに今回の発表を行った。アフリカ諸国にはすでに複数のチームが存在するが、1つのプロリーグの下で統合することにより、資金供給やメディアへの露出などを一元化できるようになるとみられる。今年後半に、リーグへの参加資格をかけたトーナメントを開くとしている。

NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は声明で「他のプログラムと組み合わせ、我々はバスケットボールを経済の原動力として活用するべく取り組んでいく。アフリカ全土にまたがりスポーツ、メディア、テクノロジーの分野で新たな機会を創設する」と新リーグ立ち上げの意義を強調した。

バスケットボール好きとして知られる米国のオバマ前大統領は、ツイッターで計画への支持を表明。アフリカ地域の将来性に言及し、スポーツの枠を超えた好影響の広がりに期待を示した。

NBAにはアフリカにルーツを持つ選手が数多く所属している。複数のチームで活躍し、現在はNBAのグローバル・アンバサダーを務めるディケンベ・ムトンボ氏はコンゴ民主共和国の出身。またトロント・ラプターズの現社長はナイジェリア出身のマサイ・ウジリ氏だ。

2019.02.18 Mon posted at 13:15 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35132878.html