早ければ今オフにも、動きがあるかもしれない。
昨年、プロ野球史上初となる3度目のトリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人(26)が、ポスティングでメジャー挑戦する可能性があるというのだ。

山田は2017年WBCの侍ジャパンの一員として決勝ラウンドに進出。メジャー挑戦について、「興味がないことはない」と話したことがある。その思いは今も変わっていないという。

今オフは、ひとつのタイミングになりそうだ。順調にいけば、20年オフに国内FA権、21年オフに海外FA権を取得する見込みだ。

ヤクルトの先輩・青木宣親(37)がポスティングでブルワーズへ移籍したのが11年オフ。海外FA権を取得する2年前だった。
鈴木球団社長時代はポスティングを容認しなかったが、11年に現任の衣笠球団社長が就任し、流れが変わった。

山田は当時の青木と同様、複数年契約にはこだわらず、毎年契約を更新している。
17年オフは成績不振とチームの低迷により、7000万円減をのんだ一方、昨オフは日本人選手として球団史上最高額となる1.5億円増の4.3億円プラス出来高でサイン。
やった分だけ昇給するチャンスがあるし、契約に縛りがないため身動きが取りやすくもなる。

■球団としてのスタンスは変えないが…

ヤクルトは今年、球団創設50周年を迎える。最大級の誠意を見せたとはいえ、今後も4億、5億もの高額年俸を払い続けるのは簡単なことではない。
山田がポスティングを直訴した場合、球団もポスティングを認めるとみられる。

実際、昨季終盤にヤクルトの球団関係者がこんな話をしていた。

「かつての青木は毎年のようにポスティングを直訴していたが、山田に関してはそういった話はまだ出ていない。
ただ、11年オフには、青木に対し、野球人としてステップアップしたい気持ちがあるなら、ということでポスティングを認めている。
もちろん、若手の成長度など総合的な判断をする必要はあるが、球団としてのスタンスを変えてはいない」

メジャーの評価は安定して高い。

「日本人内野手は成功例が少ないとはいえ、山田の武器は『足』と『OPS(出塁率+長打率)』の高さ。昨季33盗塁でタイトルを獲得したこともさることながら、成功率は約9割と高い。
スタートのセンスが抜群で、日米野球でも、あのモリーナから二盗を決めるなど、国際大会でも力を発揮できる。
OPSは不振だった17年を除いて10割超えが3度。出塁率はプロ8年間で通算.401を記録している。
メジャーでも高い出塁率を誇った青木の移籍前年(11年)までの通算出塁率(.402)に匹敵します」(在米メディア記者)
昨年、DeNAの筒香、広島の菊池が球団にポスティングでのメジャー挑戦を直訴した。山田も機が熟しつつある。

https://news.nifty.com/article/sports/baseball/12136-159831/
2019年01月06日 09時26分 日刊ゲンダイDIGITA

https://www.gamehuntblog.com/wp-content/uploads/2016/12/20161214164516.jpg

http://npb.jp/bis/players/91895133.html
成績

https://www.youtube.com/watch?v=f-5cqxcaXgw
2017.3.7 WBC 大声援の山田哲人応援歌