シーズン開幕時から500万ユーロの下げ幅に

ボルシア・ドルトムントで不遇の日々を送る香川真司。先週土曜日のブンデスリーガ第15節、本拠地でのヴェルダー・ブレーメン戦もベンチ外となり、これでリーグ戦は10試合連続で出番なしだ。
今季ここまでの公式戦は4試合出場、プレータイムはわずか204分間にとどまっている。

ルシアン・ファーブル新政権下でなかなか逆境から抜け出せない香川だが、いわゆる「推定市場価格」も急落した。
これは、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が独自の算出方法で世界中のプロフットボーラーを査定し、マーケットにおける“価値”を数字で示しているものだ。
12月18日に同サイトは香川の評価額を2か月ぶりに更新し、1100万ユーロ(約14億3000万円)から800万ユーロ(約10億4000万円)に大幅ダウン。
2011年6月以来、およそ7年ぶりに1000万台を割り込む結果となった。

香川の評価額が最高値をマークしたのはドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した2012年6月で、2200万ユーロ(約28億6000万円)。
ここから緩やかに下降線を辿り、ドルトムントに舞い戻っていた2015年2月には1000万ユーロまで落ちたが、
その後はふたたび調子を上げてドイツ国内で再評価されるなど、1300〜1600万ユーロ(約17億円〜約21億円)の間をキープしていた。
今季開幕時は1300万ユーロ。だがわずか半年で、500万ユーロ(約6億5000万円)も評価を下げてしまった計算になる。

とはいえ、これは出場機会に恵まれていない現状を鑑みての評価額であり、香川の能力そのものの低下を表わす数字ではない。
残るシーズンでファーブル監督が考える序列を覆してV字回復を果たすか、それとも冬の移籍市場で新天地を求めて復活を遂げるか。
日本サッカー界が誇る至宝の再起に期待がかかる。

香川とともに「日本代表ビッグ3」と謳われたのが、岡崎慎司(レスター・シティ)と本田圭佑(メルボルン・ヴィクトリー)である。
前者の最新推定市場価格は600万ユーロ(約7億8000万円)で、後者のそれは400万ユーロ(約5億2000万円)だ。
ただ本田の場合は昨年夏にACミランを退団して以降、メキシコ、オーストラリアと渡り歩くなかで“微増”しているのだから面白い。
32歳という年齢を考えても、同サイト内では稀有なケースと言える。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181219-00010001-sdigestw-socc
12/19(水) 5:20配信