今シーズン、J1で24ゴールを叩き出してリーグ得点王に輝いた名古屋グランパスのジョーに続き、“サッカー王国”ブラジルからまたしても大物ストライカーが参戦する可能性が高まっている。

 話題となっているのは、元ブラジル代表FWのレアンドロ・ダミアン。現地12月11日、大手メディア『Globo』など、複数の地元メディアが、日本移籍に向かっていると一斉に報じたのだ。

 ネイマールらとともに出場した2012年のロンドン五輪では、6ゴールをマークして大会得点王に輝くなど、確かな実績を持つ現在29歳のL・ダミアン。その保有権はサントスが持っているが、2017年にはインテルナシオナウにレンタル移籍し、2018年シーズンは26試合で10ゴール・3アシストを記録した。

 その後、インテルナシオナウと契約延長交渉をしていたが、海外クラブから「断れないオファー」が届いたとして頓挫。12月11日にインテルナシオナウが契約延長交渉を打ち切ったと発表された。

 これでL・ダミアンの保有権はサントスに戻ったものの、その契約も2018年いっぱいで満了となる。そのため、2019年1月1日にはフリーの立場になる元セレソン戦士のJリーグ挑戦報道が、一気に浮上したのだ。

 その続報として、現地12月12日にブラジルのラジオ局『GauchaZH』が、未発表のままになっていた具体的なクラブ名を伝えた。その交渉先は浦和レッズだという。

 同メディアが日本サッカーに詳しいジャーナリストの情報として報じたところによれば、L・ダミアンは来シーズンも続投となったブラジル人のオズワルド・オリヴェイラ監督とも密接な関係性を築いており、浦和との契約に興味を示しているという。

 12月9日に行なわれたベガルタ仙台との天皇杯に勝利した浦和は、アジア・チャンピオンズリーグの出場権を獲得。来シーズンに向けて、すでにスロベニア人FWのズラタンの退団を発表したほか、セレッソ大阪の杉本健勇の加入が濃厚と伝えられるなど、アタッカー陣のテコ入れを伺わせている。

 相次ぐ怪我や不振で世界的なブレイクは果たせなかったとはいえ、クラブレベルでは通算250試合で87得点・26アシストと確かな実績を残しているL・ダミアン。J屈指の人気を誇る浦和への加入が実現すれば、より一層の盛り上がりを見せることは必至だ。その去就に注目が集まる。

12/13(木) 19:44 サッカーダイジェスト
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