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父親の誕生日を祝うだけで、世間をざわつかせる娘は一体どれだけいるだろう。その稀有なひとりが、木村拓哉(46)と工藤静香(48)の次女でモデルのKoki,(コウキ=15)である。

 13日に木村が46回目の誕生日を迎えたことを受け、自身のインスタグラムを更新。〈お誕生日おめでとう! ファンキーでカッコいいお父さんの娘に生まれて来れて本当に良かった?沢山の愛を込めて。〉というコメントと合わせ、木村と自分のツーショット写真を投稿したもんだからヤンヤヤンヤの大騒ぎに……。ジャニーズは基本、ファンの心情をおもんぱかって、所属タレントの家族に関する話題は“ご法度”の方針を貫いている。それだけに今回の父娘ショットは異例中の異例というわけだが、注目すべきは他にもある。コウキが投稿すると即座に「いいね!」を付け、陰ながら(?)娘をバックアップし続けている母・静香が、この父娘の投稿には「静観」を貫いているのだ(13日夜時点)。

 ま、うかつにポチッとしようものならキムタクファンから猛バッシングを受けるのは想像するに難くない。これまでもアンバサダーを務めるブルガリの仕事に関するコウキの投稿には「いいね!」を付けず、プライベートやオフショットを中心に「いいね!」をするなど地味に使い分けをしていることを考えれば、当然の判断といえるだろう。ちなみにコウキ自身がフォローしているのは、5つのアカウント。シャネル、シャネルビューティー、ブルガリ、エル・ジャポン、そして、静香のインスタだ。開設から半年足らずで139万ものフォロワー数を抱える人気のインスタグラマーにしては少ないように思えるが、影響力のあるインスタグラマーの中には少数しかフォローしないケースは珍しくない。フォロワー数106万を誇る浜崎あゆみ(40)に至っては、フォロー「ゼロ」。なんでもかんでもフォローしているとダサくみられる、カリスマ性が薄れると考える人は少なくないという。

 インスタグラムを中心としたSNSマーケティングを専門とするデータカンパニー、「パスチャー」の金山健氏はこう言う。

「コウキさんの場合、フォローしている大半が自身がアンバサダーを務めるブランドであることから、現行の公開されているインスタグラムは、ビジネスに関する発信の場として活用していることが考えられる。いわば、世間に対する『モデル・コウキ』のイメージ戦略の一環であり、投稿画像やコメント、フォローするアカウントひとつとっても、綿密にブランディングされたものであることがうかがえます」

「いいね!」を付けないことで逆に存在をちらつかせるプロデューサー、静香の高等テクニック、恐るべし。

11/15(木) 12:20
日刊ゲンダイDIGITAL
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