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英国放送協会(BBC)が、史上最高の外国語映画の第1位に黒澤明監督の「七人の侍」を選定した。

BBCのカルチャー部門は、3年前に史上最高のアメリカ映画ベスト100を発表した。その後、21世紀最高の映画と史上最高のコメディ映画を選定。だが、いずれもアメリカ映画がトップを飾ったことから、今年は史上最高の外国語映画ベスト100の選定に着手した。

世界43カ国の映画評論家209人にそれぞれ外国語映画ベスト10をあげてもらい集計。かくして、史上最高の外国語映画ベスト100が完成した。1位に輝いたのは「七人の侍」(1954/黒澤明)で、「自転車泥棒」(48/ビットリオ・デ・シーカ)、「東京物語」(53/小津安二郎)が続いている。

BBCが選ぶ史上最高の外国語映画ベスト10は以下の通り。

「七人の侍」(黒澤明)
「自転車泥棒」(ビットリオ・デ・シーカ)
「東京物語」(小津安二郎)
「羅生門」(黒澤明)
「ゲームの規則」(ジャン・ルノワール)
「ペルソナ」(イングマール・ベルイマン)
「8 1/2」(フェデリコ・フェリーニ)
「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー)
「花様年華」(ウォン・カーワァイ)
「甘い生活」(フェデリコ・フェリーニ)

なお、BBCが選ぶ史上最高の外国語映画100本に入った日本映画は以下の通り。

37位「千と千尋の神隠し」(宮崎駿)
53位「晩春」(小津安二郎)
68位「雨月物語」(溝口健二)
72位「生きる」(黒澤明)
79位「乱」(黒澤明)
88位「残菊物語」(溝口健二)
95位「浮雲」(成瀬巳喜男)

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