海外FA権を今季取得したオリックス・金子千尋投手(34)が5日、大阪市内の球団事務所で2時間以上にわたって森川秀樹球団本部長補佐らと会談した。
既に野球協約上の減額制限(年俸1億円超の選手は40%)を超える2億円以上の減俸を提示されており、国内外の移籍を視野に来季の去就について話し合ったとみられる。

FA申請期間初日に代理人を伴って球団事務所に姿を見せたことは意味深長。
会談後は金子も代理人も終始無言だった。
同本部長補佐も「FA申請手続きはしていないし、FA書類を預かるということもしていない。
具体的なことは言えない」と話すにとどまった。

金子は14年11月、同年に取得した国内FA権を行使。
その直前にはメジャー志向を公言し史上初めてFA権とポスティングシステムを併用して日米各球団との交渉をにらんだ。
ポスティングシステムの利用は球団が許さず、国内争奪戦となった結果、4年総額20億円の条件で残留。
球団は契約期間のメジャー挑戦を認めなかった。

4年がたち、初めて海外FA権を取得。前回の残留決定時には「いつかは(メジャーに)、というのはある」と話していた。
今季ダイヤモンドバックスに移籍した元同僚の平野の活躍も刺激となっているもようで、チーム内には海を渡る可能性を指摘する声もある。
同本部長補佐は「明確な意思表示はない。今後も話し合いを続ける」と口にした

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/11/06/kiji/20181105s00001173397000c.html
2018年11月6日 05:30

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