1月に行われるAFCアジアカップを最後に、マルチェロ・リッピは中国代表監督の契約を延長しないようだ。70歳の指揮官は6年間海外で過ごしたあと、イタリアに戻って家族と共に過ごすことを希望している。モナコで受けたインタビューでそう語った。

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 リッピが中国代表監督に就任したのは2016年10月だった。それからチームのプレーは少し改善されたが、パフォーマンス全体で見れば残念な印象しかない。彼らは2018年のワールドカップを逃しており、FIFAランクも84から75にわずかにアップしただけだ。

「チームは確実に進歩したと思う。大幅な改善は難しかったが、非常に低いレベルからスタートしたことを忘れてはいけない」インタビューでリッピはそのようにコメントしている。来年1月5日かにアラブ首長国連邦でアジアカップが開幕するが、これがリッピが中国代表の指揮を執る最後の大会になるだろう。

 この件について、中国フットボール協会の広報はコメントを拒否している。リッピは2006年にイタリア代表を率いてワールドカップを制したほか、1996年にユヴェントス、2013年に広州恒大でそれぞれヨーロッパとアジアのチャンピオンズリーグにも優勝している。

 リッピの中国代表監督としての報酬は2300万ユーロ(約30億円)とも言われており、これは代表監督の中では世界最高額だ。

10/31(水) 18:15配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00010002-mdjp-socc