パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(19日、メットライフ)は、1位の西武が2位のソフトバンクに4―15で敗れた。

 西武は榎田、十亀、武隈、野田の4投手が計16被安打、9与四球と投壊し大敗を喫した。これで対戦成績は2勝2敗のタイとなった。

 辻監督は試合後「(榎田は)今日は本当に悪かった。ブルペンからとっちらかっていた。マウンドに上がって何とかと思っていたんだけど…」と
3回4失点の先発・榎田の乱調を振り返った。

 そして2番手・十亀に質問が及ぶと指揮官の語気が強まった。「十亀もなんかなぁ。感覚なのかな、気持ちの問題なのかな…。低め低めというのはわかるけど
持ち味がない。荒々しく向かっていく“らしさ”を欠いていた。(状況を悪くして)1点ぐらいと思って投げてくれればいいんだけど、そうじゃないんだよね
ピッチャーは…」

 その上でその後も失点を重ねCSワーストタイの15失点を記録した投手陣に「(ソフトバンクが)打線がいいのは分かっている。こうなったら打つよ。
ウチだって昨日あんだけ打ったんだから、調子に乗らせたらこうなるわけだから」と注文が止まらなかった指揮官。十亀、武隈の2投手に対しては
「入れ替えるでしょ。もう(CSでは)使えないでしょ、普通に考えて」とバッサリだった。

 ただリーグワーストのチーム防御率4・24の投手陣が機能しなければ、こうなることはシーズン中にもあったこと。指揮官は「これで五分でしょ。
崖っぷちになったわけじゃない。まだまだ…」と20日午後2時にプレーボールとなる第4戦に気持ちを切り替えた。

東スポWEB
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000002-tospoweb-base