26勝でMVP、元南海投手のスタンカさん死去

 プロ野球・南海(現ソフトバンク)ホークスなどで投手として活躍したジョー・スタンカさんが15日、米テキサス州の自宅で死去した。
 87歳だった。米国出身。
 1960年に南海に入団し、64年には26勝をマークして最優秀選手に選ばれた。
 阪神との日本シリーズでは3勝を挙げて日本一に貢献した。

 1メートル96の長身からの変化球は抜群のキレがあり、61年の巨人との日本シリーズでは、第4戦の九回裏にカウント1ボール、2ストライクから自信を持って投じた球が円城寺満球審にボールと判定され、その後、サヨナラ打を浴びた。
 「円城寺 あれがボールか 秋の空」の川柳がちまたに広まった。

 日本での7年間の通算成績は、264試合登板、100勝72敗、防御率3・03だった。
 (米ウィスコンシン州ミルウォーキー 三室学)

Yomiuri Online 2018年10月19日 20時36分
https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20181019-OYT1T50127.html