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松本人志が“イジメ”と“イジリ”に持論「やっぱり笑えるかどうか」

28日放送のワイドショー・バラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)
で、松本人志が“イジメ”と“イジリ”について持論を語った。

番組では、埼玉県東松山市の河川敷で16歳の少年の遺体が見つかった事件を取り
上げた。少年は友人らから暴行を受け殺害されたとみられており、番組では
“イジメ”と“イジリ”の違いについて話が及んだ。

ゲスト出演したタレント・宮澤エマは、テレビの中でイジったり、イジられた
りするのはギャラが伴ったフィクションだと語った上で、「でも親御さんから
は子どもに悪影響があるという声がある。芸人としてやっていてポリシーとか
あるんでしょうか?」と松本らに質問した。

これに松本は「やっぱりそこは笑えるかどうか」と断言。しかし「笑いって
“好み”で片付けられてしまうことが多いからすごく悲しい」とし、今回の
事件については「絶対に面白くない、これは。誰がみたって。そこなんです
けどね」と批判した。

MCの東野幸治によると、ダウンタウンの番組には「イジメを助長する」という
批判が寄せられることもあるという。番組を見たいじめっ子が“イジリ”を表
面的になぞり、友人に対していじめ寄りの行動をとる可能性もあるからだ。

松本は、相方・浜田雅功について“いじめキャラ”だとした上で「だからこそ
アイツがいじめられる回もある」と指摘。「そういうところでバランスを取っ
てるつもりなんですけどね」と“イジメ”と“イジリ”の線引きの難しさを語
っていた。

【関連記事】
松本人志 虐待された末に中学生が自殺した問題に訴え
「一番悪いのは自殺すること」

27日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、松本人志が、虐待された
中学生が自死を決断したニュースに際し、「一番悪いのは自殺すること」である
と伝えるべきだと訴える一幕があった。

番組では、男子中学生が何度も両親から虐待を受け、児童相談所に保護を求め
たものの対応を見送られ、自殺した事件を取り上げた。

今回のケースでは、2013年の秋に児童相談所が学校からの通報を受けて虐待を把
握したことで、その後、定期的に両親や生徒と面談指導を開始した。しかし問題
は解決せず、生徒は何度も児童相談所で暮らしたい旨を伝えたが、それも受理に
至らなかったという。

出演者たちが大人側の責任について討論するなか、松本は子どもが自殺したこう
したニュースを扱う際「学校が悪い、親が悪い、いじめの場合はいじめっ子
が悪い」となるとし、そうした流れを「もちろん全部そうなんです」
と認めつつも、「最終的に言ってほしいのは、一番悪いのは自殺することや
と思うんです」との説を唱えた。

松本は、自殺が悪いとの論調を「意外とみんな言わない」のだと印象を語る。
そのため、自殺が復讐の手段として成り立ってしまうといい「それでは自殺を
する子が減らないような気がする」「『自殺するヤツが一番アホやで』ってこ
とを(訴えないと)何の解決にもならない」と意見し、「いろんな人を悲しい
思いにさすんやで、ってことをもっと言ってほしい」とコメントした。