浦和などで活躍したブラジル人FWエメルソン、今季限りでの引退発表に平川も衝撃

Jリーグの25年を超える歴史のなかで、歴代最強FWは誰かという話題になると必ず名前の挙がる男がいる。
浦和レッズなどで恐ろしいまでのスピードと得点力を武器に活躍したブラジル人FWエメルソンだ。
ピッチ内外で豊富すぎる話題を提供した男は、現在は母国のコリンチャンスでプレーしている。
しかし、今季限りで、そのスパイクを脱ぐことが先日アナウンスされた。

「えっ、そうなんですか?」

そのことを、ともにプレーした浦和のDF平川忠亮に伝えると、驚いた声が返って来た。浦和一筋のキャリアで最年長になった平川は、エメルソンのJリーグ時代にプレーしていた数少ない選手になった。
改めて彼とのプレーについて聞くと、「そうですね、今でもやっぱり一番印象に残っている選手の一人ですよね」と言いながら、様々な思いを巡らせているようだった。

「テクニック、スピード、判断力と全てにおいてJリーグの中で群を抜いていたけど、一番はスピードかな。
一瞬のスピード、コントロールしてからシュートまでのスピードは日本人にないものだったなと思いますよね。
やっぱりスペースがあってトップスピードに乗ったら、そのままゴールまで行っちゃいますからね。
最終ラインが浅かったら、いつもゴールに直結する動きをしてくれて。パスを出す側の質次第で、簡単に決定機を作っちゃうんですよ」

何よりも相手を悩ませた圧倒的スピード 「あれが敵に回ったら脅威だろうなといつも感じていた」
平川は“超特急”とも称されたエメルソンのスピードを懐かしんでいた。
カウンターで抜け出した場面など、ドリブルをしているエメルソンの方が追いかけている相手DFよりも速いんじゃないかという場面を何度も目にした。
とにかくシュートが枠に飛んで威力もある。さらに、難しい体勢でも力のあるボールを飛ばすという意味では、相手を悩ませる存在だった。

だからこそ平川も、「後ろから見ていて、ピッチの中であれが敵に回ったら脅威だろうなといつも感じていましたね」とほほ笑んだ。

一方で、ピッチ外でも多くの話題を提供した選手だった。シーズンの初めでキャンプに遅れてくるのは日常茶飯事で、練習への遅刻も多い。
それでも当時の浦和の戦力を考えれば、ペナルティーとしてチームから外してばかりもいられない。
ベテランになった平川は「監督たちは非常に苦労したと思いますよ。プライベートで違反を繰り返すけど、使うのかどうかと」と、問題児とも称されたエメルソンの行動を懐かしんだ。

さらに、Jリーグを騒がせたのは年齢詐称事件。当初は1981年生まれだったはずが、いつの間にか78年生まれだったことが判明した。
79年生まれの平川は「年下だと思っていたら途中から年上に変わってね(笑)」と、当時を思い出して笑っていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181008-00139610-soccermzw-socc
10/8(月) 13:50配信

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成績

https://www.youtube.com/watch?v=T58pkMU1pus
エメルソン 全盛期浦和レッズ時代のスーパープレー集

https://www.youtube.com/watch?v=kZJLBRg1h0w&;t=12s
エメルソンの一撃で浦和が撃ち合いを制す【マッチアーカイブ2004】