シュツットガルトのスローインから生まれたまさかの出来事 GKも頭を抱える事態に

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20181001-00138480-soccermzw-000-1-view.jpg

シュツットガルトは現地時間9月29日のブンデスリーガ第6節で日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンと対戦し、2-1で今季初勝利を飾った一方、ブレーメンに今季初めて土をつけた。明暗が分かれた一戦でサッカー史に残る伝説級の珍プレーが生まれ、海外メディアは「恥ずかしい」「年間ギャグ賞」と報じている。


【動画】「あらまあ」「年間ギャク賞」と世界驚愕! スローインからGKがまさかの空振り…衝撃オウンゴールの決定的瞬間
https://www.football-zone.net/archives/138480/3?utm_source=yahoonews&;utm_medium=rss&utm_campaign=138480_6


 先制したのはシュツットガルトだった。前半19分、FWアナスタシオス・ドニスのゴールでリードすると、大迫が先発したブレーメンは同36分にDFミロス・ヴァリコヴィッチが2枚目のイエローカードを提示されて前半途中で退場。数的優位のシュツットガルトだったが、後半23分にまさかの出来事が起きた。

 自陣の左サイドでスローインを得たシュツットガルトは、クロアチア代表DFボルナ・ソサが余裕を持って味方GKにボールを放り投げた。足下で受けようとしたドイツ代表GKロン=ロベルト・ツィーラーだったが、バウンドしたボールの目測を誤ってトラップできずに空振り。かする程度に触ったが、無情にもボールはそのままゴールへ吸い込まれた。

 ボールを投げたソサは両手を広げて「なぜ?」という仕草を見せると、ツィーラーは両手で頭を抱えて茫然自失の様子。シュツットガルトの選手たちは思わぬ形での同点劇に一様に肩を落とした。

もしGKツィーラーが一切触っていなければ…「コーナーキックになっていた」

 このオウンゴールで1-1になるも、後半30分に途中出場のMFゴンサロ・カストロが決勝点を奪い、最終的にシュツットガルトが2-1で勝利を収めている。結果以上に脚光を浴びたのがオウンゴールだった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」のUK版ツイッターは「あらまあ! シュツットガルトのGKロン=ロベルト・ツィーラーが恥ずかしいオウンゴール」と報じれば、ベルギーメディア「sudinfo.be」は「年間ギャグ賞のオウンゴール」と驚きをもって伝えた。

 ドイツ誌「キッカー」は「プレーヤーが直接ボールをゴールに投げ込んだ場合、主審はコーナーキックを指示する」と説明。GKツィーラーがつま先でボールに触れていたと指摘したうえで、「もしツィーラーがボールに触っていなければ、ブレーメンのコーナーキックになっていただろう」と続けている。

 試合に勝利したシュツットガルトにとっては一種の笑い話だが、当事者からすれば忘れられないプレーとなったに違いない。

10/1(月) 6:20配信 フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181001-00138480-soccermzw-socc