女子体操の宮川紗江選手に暴力行為があったとして、日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗コーチが、一連の騒動後に初めて会見を行った。

(協会側は頭、顔をたたく、また髪の毛を引っ張り倒すなどの暴力行為があったとしているが、実際、どのような暴力行為があった?)
本当に、今まで過去を振り返ってみれば...。

頭をひっぱたく、そして髪の毛を引っ張ってしまったり、あと、ほっぺたを平手でひっぱたいたこともありますし、体操協会から出てはいないんですが、
お尻を蹴ってしまったりだとか、そういうこともありました。

(それは指導の一環ということだった? それまでの暴力の認識は?)
当時は、私自身、子どものころにそういう認識を持って、今、大人になっているってことがあって。

はじめは、危険な場面だったり、気持ちの部分で練習に身が入っておらずに危険な場面になってしまうんじゃないかという場面だとかは、すごく自分自身、
厳しく捉えていて。

なので、その当初は、本当にけがしてしまうくらいだったらとか、これが命に関わってしまうぐらいだったら、本当にたたいてでもわからせなきゃいけないという認識を
持っていました。

(それが指導スタイルだったということ?)
昔は、そういうふうに考えてやっていました。

(周りが恐怖を感じるほどの暴力行為だったという認識はある?)
それも、その当時は、そういうところまで本当に考えられていなくて。

私自身、本当にこういうことになってしまい、どれだけ周りの人に迷惑をかけて、どれだけ周りの人が、僕の指導によって、そういう嫌な思いをしたり、
練習の妨げになったり。

宮川選手ももちろん、周りの選手コーチの人たちにしても、本当に自分中心的な考えで、そういうところまで考えられていなかった自分というのが、
振り返ってみると、そういう自分がいるなっていうのを、すごく今、感じていますので、そこに対しては、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

FNN
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