0001ほニーテール ★
2018/08/28(火) 16:29:08.92ID:CAP_USER9その一方で甲子園で勝ち進むにつれ、膨れ上がった吉田の881球の球数について賛否の声が起こった。夏の甲子園は一生に一度の晴れ舞台。本人は「投げたい」というのが当然で、それを止めるのは周囲の大人の役目だろう。幸いケガには至らなかったが、この先の野球人生でいつかツケを払うことになるかは誰にも分からない。
そんな中、肩への負担という観点で面白いデータがある。プロの中から選抜された2017年WBCの侍ジャパンでは投手13人中、中学時代にシニアやボーイズリーグなど硬球を使う硬式出身者が宮西(日本ハム)、岡田俊(中日)、藤浪(阪神)、松井裕(楽天)の4人に対し、中学の野球部など軟球を使う軟式出身が菅野(巨人)、則本(楽天)、千賀(ソフトバンク)、武田(同)ら9人と多数派となっていた。
プロへの近道とされるのが硬式だが硬球の方がボールが大きく、重さも軟球より約100グラム重い。さらに練習量や試合数も中学の部活よりシニアなどの方が多い傾向にある。成長期の負荷がプロ入り後のさらなる伸びをジャマしているのか…。
この傾向には侍ジャパンの選手たちも気づいており、選手の一人は「本当に不思議ですよね。やっぱり若い時に無理をすると影響するんですかね」と不思議がっていた。
またシニア出身のNPB球団投手コーチは「硬球の方が肩やヒジへの負担は大きい。ただ球数に関しては今はシニアも球数制限や投球制限をしているところが多い。むしろエースだと軟式の方が登板過多になることもある」とケースバイケースと分析した。
侍ジャパン選出投手たちのほとんどが吉田同様、高校時代は硬球で過密日程を投げ抜き、スカウトの目に留まってプロ入りした。ただその前段階でのヒジや肩への負担の差が、その後のプロでの活躍に影響することもありそうだ。
ちなみに侍ジャパンの野手は15人中、5人が軟式で10人が硬式出身だった。シニア時代は投手だった選手も多いが打撃に関しては早めに硬球に慣れた方がプロでは大成しているようだ。
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