8/2(木) 15:30配信
ビダルと条件面で合意しているなか、ロシアW杯MVPのモドリッチが候補に急浮上

イタリアの名門インテルは、中盤の補強をチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)かクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)にするかの選択を間もなく下すという。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

現地時間1日、アトレチコ・マドリードからクロアチア代表DFシーメ・ブルサリコの獲得を発表したインテル。新シーズンへの補強の仕上げが中盤の強化であり、2択の決断が迫っているという。

 以前から話題に挙がっていたビダルは、バイエルンのプレシーズンツアーに参加せずにミュンヘンに残っている。インテルはビダル側とはすでに条件面で合意しており、残すはバイエルンとの最終交渉のみ。ファイナンシャル・フェアプレー制度への抵触を避けるため、買い取り義務付きの期限付き移籍で交渉を進めるかどうかでストップしているという。

 一方で、急浮上しているのがモドリッチ獲得だ。今年のロシア・ワールドカップ(W杯)ではクロアチア代表のキャプテンとして準優勝にチームを導いた。現在はイタリアのサルデーニャ島でバカンスを過ごしている希代のゲームメーカーは、移籍に対してオープンな姿勢であることを明らかにしている様子。一方で、所属するレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長とは直接会談により将来について話し合うことが必要な段階だとされている。

インテル強化部の手腕が試される

 獲得の難易度としてはビダルの方が低い状況にあるが、現在のサッカー界で世界最高のプレーメーカーを迎え入れるチャンスを逃したくもないという悩みがインテルにあるようだ。ただ、セリエA開幕まで約2週間に迫っている状況から、現地時間2日か3日までにはどちらの獲得に本腰を入れるか決断すると報じられている。

 資金的にダブル獲りは難しく、この決断は今季に向けて大きな鍵になりそうだ。補強に失敗して中盤に不安を抱えたままシーズンが始まる事態は避けたいだけに、インテル強化部の手腕が試されている。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180802-00125947-soccermzw-socc