吉田茂がマッカーサーに宛てた「在日朝鮮人に対する措置」文書
(1949年8月末から9月初旬ころのものと推定される)  
朝鮮人居住者の問題に関しては、早急に解決をはからなければなりません。
彼らは総数100万にちかく、その半数以上は不法入国であります。
私としては、これらすべての朝鮮人がその母国たる半島に帰還するよう期待するものであります。
その理由は次の通りであります。
大多数の朝鮮人は、日本経済の復興に全く貢献しておりません。
さらに悪いことには、朝鮮人の中で犯罪分子が大きな割合を占めております。
彼らは、日本の経済法令の常習的違反者であります。
彼らの多くは共産主義者ならびにそのシンパで、最も悪辣な政治犯罪を犯す傾向が強く、
常時7000名以上が獄中にいるという状態であります。 戦後の朝鮮人による起訴犯罪事件数は次の通りです
[詳細省略、1948年5月末までで、9万1235名の朝鮮人が犯罪に関与したという
数字をあげている]。 さて、朝鮮人の本国送還に関する私の見解は次の通りであります。
(1)原則として、すべての朝鮮人を日本政府の費用で本国に送還すべきである。
(2)日本への残留を希望する朝鮮人は、日本政府の許可を受けなければならない。
許可は日本の経済復興に貢献する能力を有すると思われる朝鮮人に与えられる。 
上述のような見解を、原則的に閣下がご承認くださるならば、私は、朝鮮人の本国帰還に
関する予算並びに他の具体的措置を提出するものであります。