>>1の続き

■日大理事長の説明責任も焦点

ことし5月に発覚した日大アメリカンフトボール部の問題は30日、内田前監督と井上前コーチの懲戒解雇が決まったことに続き、チームの処分が決まったことで区切りを迎えました。

日大は来月末から始まる秋のリーグ戦では復帰に備えて9月1日にすでに試合の予定が組まれていて、選手は先月末から全体練習を再開しています。

しかし、処分が解除されないことが決まったことで、今年度いっぱいは公式戦に復帰できなくなりました。

今後、新たな監督やコーチ陣のもとで残された選手たちのモチベーションを保ちながらチームの立て直しができるのかが課題となります。

また、一連の問題を受けて日大の第三者委員会は、問題を放置して大学の信頼を失墜させたとして日大トップの田中英壽理事長の責任を厳しく指摘していて、今後、日大が組織改革を進めるとともに田中理事長が説明責任を果たせるかどうかも焦点となります。

■日大アメフト部 「今後も改革に尽力」

今回の決定を受けて日本大学アメリカンフットボール部は「関東学生連盟からのご指摘を真摯(しんし)に受け止め、今後とも部の改革に尽力して参りたい」とするコメントを発表しました。