DCコミックの新ヒーロー『シャザム!(原題) / Shazam!』の予告編が、アメリカ・サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル内で初上映。同時に、米ワーナーブラザーズのYouTubeチャンネル上でも公開された。

 本作では、主人公の少年ビリー・バットソンが「シャザム!」と唱えることで、赤いスーツにマントを背負った、筋骨隆々のヒーローに変身。海外ドラマ「CHUCK/チャック」などのザカリー・リーヴァイが、体は大人だが、心は子供のスーパーヒーローを演じる。

 予告編では、どこから見てもスーパーヒーローのシャザムが、自分のスーパーパワーを確かめて無邪気に大はしゃぎしたり、悪党を退治して調子に乗る姿が映し出され、6,500人が集合した会場は爆笑に包まれた。

 コミコン内で行われたパネルには、ザカリーとビリー役のアッシャー・エンジェル、ビリーの親友フレディ役のジャック・ディラン・グレイザー、監督のデヴィッド・F・サンドバーグが出席。観客との質疑応答で、バットマンのような重厚なDCヒーローと違う、子供みたいなヒーローを演じた感想を聞かれたザカリーは「元いた場所に帰ってきた気分だよ。最高に楽しかった」と返答した。

 「今でも朝、目が覚めたら空を飛べるようになっていないかなって考えるんだ。そうでいるためには、自分のなかの純粋さを大事にしなくちゃならない。シャザムには、そんな楽観的な面があるのが好きなんだ」

 実際に本作のパネルの盛り上がりは、今年のコミコンでも一二を争うほどで、これまでダークな作風が特徴だったDCヒーロー映画のなかでも異色の一本になりそうだ。
ちなみにシャザム(Shazam)とは、ソロモン(Solomon)、ヘラクレス(Hercules)、アトラス(Atlas)、ゼウス(Zeus)、アキレス(Achilles)、マーキュリー(Mercury)」と古代の神など頭文字を並べた呪文になっている。

全米公開は2019年4月5日を予定。『アナベル 死霊人形の誕生』など、ホラーを手がけたきたサンドバーグ監督の手腕にも注目だ。(編集部・入倉功一)

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