7/14(土) 23:32配信
ジョコビッチ 5時間の死闘制し3年ぶり決勝進出、ナダルを2日がかりで撃破<ウィンブルドン>

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は14日、男子シングルス準決勝が行われ、第12シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのR・ナダル(スペイン)との2日がかりの死闘を6-4, 3-6, 7-6 (11-9), 3-6, 10-8のフルセットで制し、2015年以来3年ぶり5度目の決勝進出を果たした。


この試合は13日に行われたが、前の試合が大会史上2番目に長い6時間36分を記録。第2試合に組まれていたナダルとジョコビッチの準決勝開始は現地時間20時を過ぎていた。試合はジョコビッチが第3セットを取った時点で、大会の規定により14日へ順延していた。

再開後も前日に続いて序盤から両者激しいラリー戦を披露する中、第1ゲームでジョコビッチがブレークチャンスを握るも、このチャンスを逃すとナダルに3ゲーム連取を許す。しかし、第5ゲームでブレークバックに成功すると、ネットプレーを決めるなどでゲームカウント3−3に追いつく。その後、第8ゲームもブレークされたジョコビッチは第4セットを落とした。

迎えたファイナルセット、第9・第15ゲームでジョコビッチは15-40とブレークチャンスを握られたが、サービスキープに成功。そして第18ゲームでナダルのサービスゲームを破り、52度目の戦いを制した。試合時間は5時間を超えていた。

決勝では、第8シードのK・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。アンダーソンは準決勝で第9シードのJ・イズナー(アメリカ)をフルセットで破っての勝ち上がり。

元世界ランク1位のジョコビッチはウィンブルドンを3度制しており、今大会では第21シードのK・エドモンド(英国)、K・カチャノフ(ロシア)、第24シードの錦織圭、さらに世界ランク1位のナダルらを下して2015年以来3年ぶり4度目の優勝に王手をかけている。

一方、敗れたナダルは2011年以来7年ぶり6度目の決勝進出とはならなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00010012-tennisnet-spo