情報通のトーレス記者がパスを渡さなかったと“嫌がらせ”を公表

フランス代表はロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝でベルギーを破り、20年ぶりの決勝進出を果たした。悲願のタイトル奪還に向けてチームを牽引するのが、ここまで3得点を挙げている19歳のFWキリアン・ムバッペだ。今季は所属するパリ・サンジェルマン(PSG)でも国内三冠に貢献したが、同僚のブラジル代表FWネイマールから嫌がらせを受けていたという。スペイン紙「エル・パイス」が報じている。

 最新のレポートによると、昨年8月にPSGへ加入したネイマールとムバッペは「ほとんど話さない」とされ、ムバッペの父親はネイマールの態度にショックを受けているという。

 情報通のジャーナリストで、「エル・パイス」紙に執筆しているディエゴ・トーレス氏は、「世界一高額の選手が今季、ティーンエージャーに嫌がらせをしていた」と述べ、ある試合では前線でパートナーを組んでいたにもかかわらずパスを渡さなかったと明かした。

 また、ブラジル代表DFダニ・アウベスもロッカールームで、ムバッペをアニメ「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」に登場する「ドナテロ」に似ていると馬鹿にしたという。

無視、アニメキャラクターに似ているなど侮辱

 トーレス氏によれば、ピッチでネイマールと話さないこと以外にも、アウベスとネイマールがムバッペの才能を「ただ足が速いだけ」と過小評価していると主張。W杯決勝トーナメント1回戦の後には、アウベスがSNSに「ドナテロは足が速いだろ?」とのコメントとともに写真を掲載していたという。今季のシーズン中には選手が並ぶ際にネイマールと隣り合わせにならないようにしていたこともあったようだ。

 ムバッペと同選手の父親はこれに大きな憤りを感じており、父親は「息子が侮辱されている」と訴えているとされている。ネイマールはレアル・マドリード移籍の噂が浮上しているが、果たして来季もムバッペとネイマールはPSGで共闘することになるのだろうか。

7/12(木) 6:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180712-00121130-soccermzw-socc