【ウィンブルドン(英国)時事】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が佳境を迎える中、2日にロンドン郊外で始まるテニスのウィンブルドン選手権。開幕に向けて有力選手が行う記者会見では、サッカーの話題で盛り上がる光景が多く見られた。
 「サッカーは大好き」と話す錦織圭(日清食品)は、日本戦をテレビ観戦して柴崎のプレーが印象に残ったという。「ロングパスがきれいに決まったら気持ちいいだろうなと思った。(自分が)サッカーをしていたら真ん中でみんなを動かしていると思う」。錦織の1回戦は準々決勝のベルギー戦(2日)翌日に組まれる見込みで、日本代表から刺激をもらって臨むことになる。
 臀部(でんぶ)の故障から復帰したアンディ・マリー(英国)の会見中には準々決勝のフランス−アルゼンチンが行われていた。会見場の外から大きな歓声が聞こえ、「この試合を見ないなんて考えられない。今すぐ行くべきかな」。アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、連覇を目指した母国が1次リーグ敗退したとあって「僕にとってのW杯は(次の)2022年大会になった」と残念そうだった。

https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=news&;k=2018070100268