サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で19日夜、日本が前回大会ベスト8のコロンビアを破った。その瞬間、JR長野駅前のカフェレストラン「カラフル」で試合を観戦していた約200人のサポーターは歓喜。大歓声をあげ、入り乱れながら、抱き合ったり、ハイタッチしたりした。

 店の壁にプロジェクターで大写しにされた中継映像を見ながら、日本代表のユニホームを着て、顔に日の丸を描いた若者らが声援を送った。日本の選手のシュートが外れると一斉に「ああーっ」と悔しがり、GK川島永嗣選手がコロンビアの選手のシュートを止めるたびに「川島!」コールがわき起こった。

 W杯デビューのこの試合にフル出場したMF原口元気選手のユニホームを着て応援した長野市の看護師徳永杏子さんは、試合終了間際から感極まって、タオルで目頭を押さえた。「元気がW杯でプレーするのを見るのが夢だった。活躍してくれたのがうれしくて……」。スタジアムで応援した5月30日のガーナとの壮行試合で敗れ、心配していたという。白星発進に、「グループリーグ突破どころか、過去最高のベスト8もいけると思う」と期待を膨らませた。

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