日本代表は19日、ロシアワールドカップのグループH初戦でコロンビア代表と対戦し、前半を1-1で終えた。

 序盤の3分にコロンビアのMFカルロス・サンチェスが、香川真司のシュートをペナルティエリア内で手を使って阻止して一発レッドカード退場に。それで得たPKを香川自らが決め、日本は幸先良く先制に成功した。

 ところがアクシデントは37分に起きた。数的優位を生かせない展開の中、DF長友佑都のクリアミスが高く舞い上がり自陣ゴール方向へ。その落下点に入って相手ボールになるのを阻止しようとしたMF長谷部誠がコロンビアのFWラダメル・ファルカオと背中合わせで衝突。

 ダリル・スコミナ主審はすぐに笛を吹いて長谷部のファウルを宣告。コロンビアにペナルティエリア手前右からのフリーキックが与えられた。そして日本はこのフリーキックをフアン・キンテーロに決められて同点に追いつかれている。

 しかし、この失点に繋がったファウルの判定はスコミナ主審の誤審と言えそうだ。リプレイ映像ではファルカオの方から長谷部に当たりにいき、後者が弾き飛ばされていることは明らかだった。長谷部から相手の動きを妨げるような不正なタックルを仕掛けた形跡はない。

 ファルカオは他の場面でもファウルを誘おうとプレーし、何度もシミュレーションととられかねない動きを見せていた。スコミナ主審はコロンビアのキャプテンによる駆け引きに欺かれてしまったのかもしれない。

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