柴崎選手の母校野辺地小の昇降口には「柴崎岳先輩 がんばれ！」と書かれた横断幕が15日に掲げられた。校内の特設コーナーには、柴崎選手の母親美佐子さん（55）が寄贈した代表ユニホームが飾られている。
サッカークラブに所属する5年阿部莞太君（11）は「柴崎選手は学校の自慢。自分の力を全て出し切ってベスト16に入ってほしい」とエールを送る。同じクラブで5年の平山梨暖さん（10）も「W杯でハットトリックを決めてほしい。自分も将来はなでしこジャパンに入りたい」と願った。
柴崎選手は卒業アルバムに「みんなに夢を与えられるサッカー選手になりたい」と記した。高田誠校長は「夢を実現しており、子どもたちの誇りになる存在」と努力と活躍をたたえる。
町は19日、コロンビア戦のパブリックビューイング（PV）を中央公民館で行う。中谷純逸町長は「人口約1万3000の小さな町から日本代表選手が出るのは名誉なこと。野辺地で培った経験を胸に頑張ってほしい」と述べた。青果店を営む菊地一郎さん（61）は「得点を決めて、『世界の柴崎』になってほしい」。花卉（かき）店の浜谷美代子さん（75）も「柴崎選手は自分の子どもみたい。一生懸命プレーしてほしい」と期待を寄せる。
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