新天地ノルウェー代表での目標は?

4年に一度の祭典がついに開幕した。

『Goal』では、ロシア・ワールドカップ開幕に際して現役の選手や指揮官に独占インタビューを実施。その一人がアイスランド代表での成功が記憶に新しいラーシュ・ラーゲルベック監督だ。

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スウェーデン人監督で、今夏には古希を迎えるラーゲルベックは国際大会での経験豊富さは他の追随を許さない。スウェーデン代表監督として、ユーロを3度、ワールドカップを2度経験し、ナイジェリア代表としてもワールドカップを戦った。2016年にはヘイミル・ハルグリムソン(現アイスランド代表指揮官)とともに共同監督としてフランスの地でアイスランド旋風を巻き起こしている。

そして2017年からは同じく北欧のノルウェー代表を指揮。今夏行われるビッグトーナメントでは、母国やアイスランド、そしてナイジェリアが出場するだけに、同氏にとっても見逃せない大会となる。どのような思いを抱えているのか、『Goal』だけに語ってもらった。

――お元気ですか? ノルウェー代表はいかがでしょう?

元気だよ。ノルウェー代表の監督になって1年以上が経って、今は親善試合をこなしているところだが、良い感じだ。とてもポジティブだよ。

――ノルウェー代表での目標や野望は何でしょうか?

まずはフレンドリーマッチで良いプレーをすること。そしてUEFAネーションズリーグの初戦に向けて取り組み続けることだね。

――北欧の国々をいくつか率いていますが、気に入っているのでしょうか? それとも単にめぐりあわせでしょうか。

ああ、この仕事は私に合っているね。自分のやりたい形で仕事ができることが一番大事なんだ。それに北欧諸国の間には様々な協力関係がある。ノルウェーの人々はとてもよくしてくれて、おかげで私は普段通りの仕事ができる。ノルウェー、そして北欧での仕事を楽しんでいるよ。

ロシアW杯の過ごし方は…

――ワールドカップが開幕しました。どのように過ごすおつもりでしょうか?

幸運なことに、私は90年代から一度を除いて全ての大会を観戦してきた。今回もできる限り大会の行方を追っていきたいね。テレビでなら次から次へと試合を観ることができるが、大会に出場していたり、現地に赴いているとそれは難しい。できるだけフォローしていくつもりだ。

――観衆ではなく、フットボール界に身を置く存在としてはどうでしょう?

もちろん出場したいと思っている。私はノルウェー代表監督として、それを目指さないといけない。だが観戦という形で大会を迎えるのも楽しみだ。できるだけ多くの試合を観たいね。大会に出ていたら観戦できる試合数は限られる。異なる楽しみ方ということだ。今回はこの形を楽しむよ。

――あなたはこれまでスウェーデン、アイスランド、ナイジェリアを率いてきました。この中でどこかを応援しますか?

どこか一つということはないよ、3か国での経験はどれも別なものだった。彼ら全員が良い大会を過ごせることを願っているよ。ナイジェリアとアイスランドは同じグループに入っている。現実的に考えれば両国がそろって決勝トーナメントに進むとは考えにくい。だがぜひ3か国とも素晴らしい大会を過ごしてほしい。