元フランス代表のウィリアム・ギャラス氏は、ロシア・ワールドカップに挑んでいるイングランド代表の問題点を指摘した。『Goal』のインタビューに応じている。

イングランド代表は常に素晴らしい選手たちを抱えているのにも関わらず、主要大会で結果を残すことができていない。

アーセナルやトッテナムで長らく活躍したギャレス氏は、ある問題点を解決しないとイングランド代表が優勝候補には入ることはないと語った。

「優勝候補はブラジルだね。彼らは本当に強いよ。スペイン、ドイツ、フランスもいい。イングランドには申し訳ないけど、優勝候補とは言えないよ。いつも同じ問題を抱えているんだ」

そして、イングランドの問題点を象徴する試合の思い出をを語った。

「強くないね。精神的に強くない。彼らはいつもその問題を抱えているんだ。2004年の欧州選手権(EURO)でイングランドと対戦したとき、彼らは本当に強いメンバーが揃っていた。そして試合終了3分前まで彼らが1-0で勝っていた」

「でも結局私たちが2-1で勝ったんだ。イングランド代表のメンバーを見たとき『マジかよ』と思ったよ。リオ・ファーディナンド、ジョン・テリー、スティーブン・ジェラードがいたんだ。なのに彼らは準決勝か準々決勝にもたどり着けなかった。W杯でも同じさ。同じ問題を抱え続けているということはそこまで強くないということだよ」

さらに多くの選手の経験不足がチームを苦しめる可能性があると指摘した。

「もしかしたら、選手が若すぎるのかもしれない。十分な経験を持っていない。なぜ彼らにとって代表チームでプレーすることがそんなに難しいのかはわからないよ。もしかしたら選手の問題なのかもしれない。でも適任者が監督を務める必要があるんだ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180617-00010011-goal-socc