ネイマールの代理人を務める父親が古巣バルセロナとコンタクト

 ロシア・ワールドカップ(W杯)スペイン対ポルトガルの壮絶な撃ち合いで世界中が驚愕するなか、スペイン紙「マルカ」は別の衝撃ニュースを伝えている。それは昨夏、フットボール史上最高額の移籍金でパリ・サンジェルマン(PSG)加入を果たしたブラジル代表FWネイマールだ。代理人を務める父が古巣バルセロナと接触し、復帰を画策しているのでは、と報じている。

 ネイマールはフットボール史上最高額の移籍金2億2000万ユーロ(約293億円)でPSGに移り、国内リーグとカップ戦の二冠制覇に貢献した。ただその一方で、PKキッカーを巡ってウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニと諍いを起こすなどチーム内に不和を起こし、本人もリーガ・エスパニョーラ復帰を選択肢に入れているとしている。

 その情報に対していち早く反応しているのはバルサのライバルであるレアル・マドリードで、各メディアで移籍の信憑性を報じていた。そんななか、レアル贔屓で知られるマルカ紙は、ネイマールの進路に多大な影響力を持つ代理人の父が、新たな動きをしたことをつかんでいる。

「レアルもまだ興味を持ち続けている」
 それはW杯開幕直前のタイミングで、バルサ側とコンタクトを取ったことだ。そのテーマはズバリ、クラブのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長にバルサ復帰の可能性を探るものだったのだという。今夏、バルサはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン獲得を狙っていたものの、本人はアトレチコ・マドリード残留に傾いている。

 それもあって他の補強ターゲットを探しているが、バルサとしては選手たちの意向も無視できないようだ。もしネイマールがレアル加入となれば不幸だとの声があり、それなら“出戻り”も受け入れるのでは、という可能性に触れている。

 記事では「レアルもまだ興味を持ち続けている」としているだけに、予断は許さない。果たしてスペイン復帰なのか、パリ残留なのか。ネイマールの文字はセレソンでのプレーだけでなく、移籍市場でも賑わうことになりそうだ。

Football ZONE web編集部
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