新日本プロレス9日の大阪城ホール大会でクリス・ジェリコ(47)に敗れてIWGPインターコンチネンタル王座から陥落した
内藤哲也(35)が14日、本紙に胸中を明かした。IC王座海外流出の戦犯となった内藤はリベンジを誓いつつも、
早期再戦には否定的。一方で新IWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)の発言には、いつもの制御不能節で猛反論した。

内藤は王座陥落後、沈黙を続けていたが、この日になって本紙を緊急招集。右目を負傷したジェリコ戦のダメージで
大阪の夜を満喫できなかったという理由から、聖地・ファミレスではなくお好み焼き屋をチョイスした。

粉モノを焼く姿が似合いすぎて露天商にしか見えない内藤は「一番恥ずべきはビッグネームとはいえ、年間数試合しか
やっていない選手に負けてしまったということ。しかも今年48歳の、ピークを過ぎた相手に…」と悔しさをあらわにした。
ジェリコは参戦が限定されている上、早くも敵討ちにはEVIL(31)が名乗りを上げている。

内藤は「ベルトの行方うんぬんを抜きにして、いつかリベンジはしたいですけど」と前置きしつつ「リマッチ権的なものは
俺にはないし『負けました。リベンジさせろ』とすぐに口に出すつもりはない。EVILがここからどう動くのか、俺自身見たい
気持ちもある。そう、まさにトランキ…(以下略)」と分析し、早期再戦には否定的な姿勢を示した。

また新日本は、外国人選手にヘビー級王座を独占される異常事態となっている。これに警鐘を鳴らすケニーからは、
名指しで「内藤はワールドワイドなスーパースターではない」と指摘された。だが内藤は「ケニーに言われたくないな。
『日本人選手は楽な戦いをしている』って、本当にそう思うなら、俺たちと同じスケジュールで戦ってみたら? 確かに
俺たちに長時間の移動はないけど、現に明日(15日、所沢)から始まるシリーズに、彼は出ないんでしょ? とやかく
言うんだったら、お前がマシン軍団の相手をしてみろ…いや、むしろ喜んで譲るから代わりにお願いします」と猛反論し、
早期巻き返しを誓った。

ほぼ言いたいことを言い終えると、内藤は急に右目を押さえてうずくまり「あっつつ…。油がはねて…。目をケガした選手の
取材にお好み焼き屋って、配慮が足りないんじゃないの?」と激高。「もういいよ! 病院に行ってくるから!」と捨てゼリフを
吐きながら退店すると、やっぱりテーブルの上には伝票だけが残されていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00000042-tospoweb-fight

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