本田圭佑か香川真司か。

ロシア・ワールドカップ(W杯)に臨むサッカー日本代表最大の注目点のひとつは、初戦・コロンビア戦のトップ下に2人のどちらを起用するか、になってきた。
W杯前最後の親善試合・パラグアイ戦は、先発フル出場の香川が殊勲の活躍で4-2の勝利。各メディアの解説者の多くは、コロンビア戦のメンバーに香川を推した。2人の差はどこにあったのか。

■「こういう風に守ると、2人が前から追いかけてくるから相手は嫌」

パラグアイ戦は2018年6月12日(日本時間)に合宿地のオーストリアで行われ、9日のスイス戦からフォーメーションは4-2-3-1のまま、スタメンを10人変更。
香川もトップ下として西野朗監督体制で初先発を果たした。前半こそ0-1で折り返したが、後半に4得点。香川は1ゴール2アシストを記録し、柴崎岳のFKから生まれたオウンゴールを除く全得点に絡んだ。

ガーナ戦とスイス戦にいずれも0-2で敗れた中、「サブ組」扱いのメンバーが結果を残したことで、西野監督は19日に迫るコロンビア戦のスタメンを熟考せざるを得ない。
中でも注目は攻撃の要、トップ下だ。これまでの2戦で先発した本田の「定位置」を、今回香川が大きく脅かした。

元代表の福田正博氏は、13日放送の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)で、W杯初戦のトップ下に香川を選んだ。
本田との比較を聞かれると「持ち味のドリブルからの身のこなしでシュート(を打ってゴール)。イメージ通りだ」と期待を寄せた。
元代表の秋田豊氏も、13日の「あさチャン!」(TBS系)で香川を推している。

一方、元代表で日本サッカー協会理事の北澤豪氏は、12日深夜の「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で、前線のスタメンを問われ、
パネルを使って「ここ(トップ下)に本田選手が関わったり」と、本田の起用に含みを持たせている。

どちらが起用されるかは分からないが、パラグアイ戦で香川が見せた本田との「差」は、大きく分ければ3点あげられそうだ。
1点目は前線からの守備。日本テレビの中継で解説した元代表・都並敏史氏の言葉が印象的だった。1トップとの守備の連携について話している。

「守備の時は(岡崎慎司と香川の)2トップになるんですよ、4-4-2みたいなね。こういう風に守ると、2人が前から追いかけてくるから相手は嫌なんです。
スイス戦は大迫1人で前から追いかけて、本田が行かなかったので、逆に相手のDFラインはするするとボールを持ち出しやすかった。この辺が修正できている」

6/13(水) 20:49配信 JCASTニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000014-jct-ent

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