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【アメフト】厳戒会見で関西学院大学が日大の『とんでも回答書』に突きつけた10の不可解 ... 「信憑性があるのは宮川選手」
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0001鉄チーズ烏 ★ 2018/05/27(日) 06:30:28.96ID:CAP_USER9
関学大が26日、西宮の同大学で小野宏ディレクター、鳥内秀晃監督が記者会見を開き、日大の「反則指示はなかった」とする、これまでの主張を繰り返す回答書を公表、悪質タックルを行った宮川泰介選手からの聞き取り調査も行っていない“とんでも回答書”に対して10箇所の不可解点をつきつけた。

 その上で「発言に信憑性があるのは宮川選手」と内田正人前監督と井上奨コーチを断罪。51回の歴史ある関学ー日大の定期戦の中止を決定した。これで文書によるやりとりは終了させ断交、今後の真相究明は、日大が設立する第3者委員会、関東学生アメリカンフットボール連盟の規律委員会、さらには、司法の捜査に委ねる考えを明らかにした。

 また被害を受けたQB選手の父である奥野康俊氏も、同日会見に臨み、今後の日大の対応次第では、刑事告訴を視野に入れている考えを表明した。同氏は、宮川選手を被疑者に被害届を提出しているが、これは警察が内田前監督を被疑者としての被害届を受理してくれないための仕方のない処置で、宮川選手が重い刑事処罰を受けないように寛大な処分を願う嘆願書を集めて検察に提出することも併せて発表した。
 全治3週間を怪我を負ったQB選手は、その後、順調に回復、今日27日に大阪・千里の「エキスポ・フラッシュ・フィールド」で行われる関学大ー関大戦に出場スタンバイするという。

 会見会場の入り口では手荷物検査が行われた。
 負傷したQB選手とその家族へ危害を加えるという脅迫行為が起きており、日大の学長会見では警備の不備で乱入者が出たという状況にあって、入り口付近にはスタッフが待機。厳戒態勢が敷かれていた。
 会見の開始前にまず日大側の回答書のコピーが配られたが、予想通りの“とんでも回答書”だった。宮川選手への聞き取り調査を行っていない決定的な不備のある回答書で、その前文にわざわざ「部としての聞き取りが出来ておらず、記者会見の情報を参考に記載させていただいておりますことを申し添えます」とあるのだから、もう笑えるレベルだ。

 鳥内監督も「あの会見まで時間があってヒアリングをしてない。解明する気があるのか」と呆れていた。

 内容も、ほとんどが宮川選手の勇気ある会見の主張ではなく、23日に行われた内田前監督と井上コーチの会見内容を踏襲したもので「直接反則行為を促す発言をしたという事実も確認されておりません」と、改めて反則指示を否定していた。

 関学大は、この回答書への見解として論理的に10の不可解な矛盾点をつきつけた。

 要約すると以下の10点だ。

(1)なぜDL(宮川)選手へのヒアリングを行っていないのか。指導と受け取り方に乖離があるなら、その理由を確認するのが当然のはず。

(2) なぜ内田前監督はDL選手と面会した際に反則行為に至った理由を本人に確認しなかったのか。

(3)第1プレーで行われた反則行為を井上コーチが現認していたにも関わらずなぜベンチに戻すこともしなかったのか。映像を見ると井上コーチに慌てる素振りがまったくない。

(4)第1プレーについて内田前監督は「ボールの動きに着目していたため現認していなかった」としているが、試合後のコメントなどでは認めている発言をしている。この矛盾への言及がないのはなぜか。

(5)第3プレーでの重い反則行為が行われた際に「井上コーチはボール保持者に向かってプレーするように注意指導、指示を出した」と回答されているが、映像では、ひとこと声をかけているだけで「注意指導、指示をした」というレベルより程遠いもので内田前監督もベンチへ下げての指導、注意をしていない。乖離が明確になっているのになぜ指導者の反応が乏しいのか。

(6)第5プレーでも重い反則行為が行われDL選手は退場処分になったが、井上コーチは内田監督にすぐに報告していない。映像ではベンチに戻ったDL選手に指導、注意をしているように見えず、極めて異例の事態でありながらベンチ全体が一連の行為をあたかも予測しているように振る舞っており違和感を覚える。

(7)なぜ内田前監督が反則行為を認識したのが9日とされているのに関学への最初の連絡が11日の20時15分と遅れたのか。


>>2以降に続きます

2018.05.27 05:03
https://thepage.jp/detail/20180527-00000001-wordleafs
0002鉄チーズ烏 ★2018/05/27(日) 06:31:16.34ID:CAP_USER9
>>1の続き

(8)井上コーチが認めている「1プレー目でQBを潰してこい」というDL選手への指示は、「相手を潰せ」ではなく「QBを潰す」という明確な目的が示されていると考えるのが自然で、まして「1プレー目」と条件を絞りこんでいるのは、乖離ではなく指示とDL選手の受け取り方に整合性があると考えるのが合理的。

(9) DL選手が負傷したQB選手に謝罪に訪れた際、手書きで書いたメモに基づいて事実関係を説明したが、その内容は会見とほぼ同じで一貫性があり信憑性が高い。一方、内田前監督、井上コーチの会見での発言は、これを否定するに十分な根拠がない。

(10) 本人にヒアリングもせずDL選手の精神状態を悪質プレーの原因とする結論はDL選手の尊厳を著しく損ねるもので納得できない。

 関学大は、これらの不可解点を列挙した上で、「内田前監督、井上コーチの会見での発言内容には極めて不自然な点が多く、指導者が真実を語っていると信じるには根拠が不足しており、誠意ある回答とは受けとれない。日大の見解には強い疑念を抱かざるを得ず、これ以上の問答は平行線をたどる可能性が高い」と、キッパリと断交を宣言した。
 宮川選手の聞き取りもしていない回答書は不備なのだから、もう一度、回答書を差し戻して、とことん矛盾点を突く手法もあるかと思うが、関学大は、もうこれ以上不毛なやりとりを続けることを選ばなかった。
 日大は今後の再発防止策として指導者の意識改善や、過去の試合映像を利用したプレー検証の徹底なども回答書に盛り込んできたが、小野ディレクターは「再発防止策以前の段階。まずは真相究明が先決」と評価さえ与えなかった。

 鳥内監督は「日大の選手が真実を語っていると思う。内田前監督は本当の責任をあいまいにしている。井上コーチも内田前監督を気にしながら、本当に思っていることが言えているのかなあという印象を持った。コーチですら監督にものが言えないなら、選手はもっとだろう。そんな中で教育できるのか、というのが僕の意見」と怒りを抑えながら私見を述べた。

 奥野氏は、宮川選手が両親と謝罪に訪れた際の様子を明らかにしたが、録音に快く同意して経緯を語り、加害者の母親は涙を流し奥野夫人も泣いたという。「真実を話そうとしてくれた。かわいそうだった」。

 一方、内田前監督の謝罪については「到底、受け入れられないものだった。日大選手の記者会見の様子とは、天と地の差がありました」と語り「大学は何を隠そうとしているのか」と不信感を口にした。

 もうどちらが真実を語っているのか?は明白だろう。
 
 今後は、日大の第3者委員会の結論や、関東学生アメフット連盟の規律委員会の調査結果を待つことになるが、まともな第3者委員会が、他の日大選手やスタッフから綿密な聞き取りを行えば、関学大が出した同じ矛盾点や結論に行き着くことになる。だが、そこでも答えが出なければ、刑事告訴という手段に発展する可能性も高い。どんどん話が大掛かりになり、傷つく人が増えることがフットボールへの冒涜になることを保身しか考えない内田前監督はまだ理解できないのだろうか。

 鳥内監督が言った。
「何度も流れている危険なタックル映像がフットボールじゃない。分業制があり、いろんな役割があり、自分らで考えることができるから楽しい。知恵を絞りコミュニケーションが取れる。奥深く面白いものなんです」
 フットボールを本当に愛する人の心の叫びである。
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