代表選考の基準に「まぁ何とも日本人的な考えやけど、、、」

「ただ、ポリバレントではなかった。同じポジション、多少は違うポジションもあったが、一番代表の中で膨らむ、成果が出しやすいポジション。そういうなかでのバランスで今回の選出はしなかった」

「ポリバレント」とは複数ポジションへの対応力を意味しているが、中島はその点が欠けていたという。ポルトガルリーグで得点力だけでなく、アシスト能力の高さも見せつけ、さらにドリブルを武器にチャンスメイクもこなした中島だが、それでも「ポリバレント欠如」の烙印を押された格好となった。

 こうしたメンバー選考に異を唱えた一人が石塚氏だ。「何でもできる器用で使い勝手がエエ奴が評価されるとはしょーもな過ぎるね!」(原文ママ)と、自身の公式インスタグラムで切り出すと、次のように続けている。

「まぁ何とも日本人的な考えやけど、、、得意な事を伸ばすんじゃなくて苦手な事を克服するっていう教育やししゃーないか、、、」

 西野監督は中島の主戦場となるアタッカーのポジションについて「一番代表の中で膨らむ」と語り、バランスも考慮したという。だが、それとは反対に石塚氏は同じようなタイプの選手が揃っていると指摘している。

先日には19歳MF堂安を絶賛「完全にW杯連れて行かなアカン選手やね!」

「そのポジションが膨れる? よう似た選手ばっかり残ってるやん?違うタイプの選手も持っといた方がエエと思うんやけど、、、」

 日本代表のメンバー選考について持論を展開した石塚氏。先日には、自身がオーナーを務めるバルセロナのうどん屋「YoI Yoi Gion/宵宵祇園」にMF堂安律(フローニンゲン)が訪れたと報告し、19歳アタッカーについて「完全にW杯連れて行かなアカン選手やね!」と大絶賛していた。果たして、その堂安も今回落選となっている。

 それでも石塚氏は「まぁ入って欲しい選手も何人かは入ってくれたから応援はしっかりしまっせ!」と、日本代表にエールを送っていた