ハリル
「韓国戦の後に解任を考えたという話も聞いた。ならば少しは理解できる。
つまりワールドカップよりも日韓戦のほうがいかに重要なのか分かっているつもりだからだ
西野さんは『注意したほうがいい。選手が何か不満を漏らしている』と言いかけていたので、
もし何か問題があったのなら、会長が事前に『こういう問題が起こっているからどうするんだ』と言ってくれればよかった。
西野さんも警鐘を鳴らすなり、インフォメーションをくれれば良かった
(会長が)解雇する権利を持っているので、解雇に対して言うことはない。
ただ、チームに問題があったのならその原因が何か、教えてほしかった。
私がショックなのは問題が何かを誰も教えてくれなかったことだ
(解任の理由を)『ウクライナに負けたでしょ』とリザルトをバンと突きつけられたら理解できたと思う」

 結果を解任の理由にされるなら、まだ納得ができたということ。
ただし、協会側からは何かノルマを課せられていたわけではない。
「(欧州遠征では)選手たちを試していた」と語っており、テスト色を強めるやり方にもクレームがあったわけではない。
 自分が感じていないコミュニケーション不足を解任理由に挙げられ、
もしそれが本当であるのならばなぜ対処するためのサポートをしてくれなかったのか。
監督に対する協会側の「コミュニケーション不足」こそ問題ではなかったのか。
田嶋は4月9日の会見で「選手とのコミュニケーションやそういうものが足りないと伝えたが、
実際には総合的ないくつかのこと(理由)があるのが事実」と語っている。
ならば「総合的ないくつかこと」を事前にハリルホジッチ前監督に対して伝えていたのか。
韓国戦の後に解任を考えたのなら、欧州遠征の前にプレッシャーを掛けていたのか。

田嶋のは一方的な解任であって対話じゃない
監督とコミュニケーションに問題があったのは協会側