「野球離れ」が米で深刻化 視聴者の平均年齢53歳 競技人口も減少中
http://newsphere.jp/entertainment/20150407-3/

◆20年後には「アメリカン・ライフの二次的なポジション」に後退?

日本でもサッカーなどに押されて野球人気が落ちていると言われて久しいが、
本場アメリカも似たような状況にあるようだ。
WPの特集記事によれば、MLBファンの高齢化が進み、 リトルリーグには
なかなか選手が集まらない状況が続いているという。

米スポーツ専門局ESPNの調査によれば、MLBの視聴者の平均年齢は
53歳と米3大スポーツで最も高い。 NFL(アメフト)は47歳、NBAは37歳だ。
MLBとNFLは高齢化が急激に進んでおり、NBAは横ばいを保っているという。

また、視聴率調査大手、ニールセンによれば、 現在のMLBの視聴者の
50%は55歳以上(10年前は41%)で、ポストシーズン・ゲームの視聴者の
6歳から17歳の若年層の占める割合は、10年前の7%から4%に落ち込んでいる。

ESPNの「若者が好きなスポーツ選手トップ30」にも、初めて野球選手が
一人もランクインしなかった。


◆深刻な子どもたちの「野球離れ」

ファン離れは、子供たちの「野球離れ」と連動しているようだ。
全米リトルリーグ機構のデータによれば、ユース世代の野球・ソフトボール人口は
1990年代の300万人から、2年前には240万人に減った。それ以降、リトルリーグは
数字の公表自体をやめてしまったという。
WPは「リトルリーグのスポークスマンは、その理由の説明を拒否した」と、現在は
もっと減っていることを示唆している。