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■20代で1600安打に到達

巨人の坂本勇人が、さらなる進化を見せつけている。

5月1日の広島戦で4安打の固め打ちを見せ、打率はリーグ断トツの.389。安打数42も両リーグトップの数字となっており、2年ぶりの首位打者と6年ぶりの最多安打のタイトルに向けて好スタートを切った。

ソフトバンク・内川聖一の通算2000安打に向けたカウントダウンが注目を浴びている現在。より「通算安打」に関心が集まる中、驚かされるのが坂本のハイペースぶりだ。現役選手の通算安打ランキングを見てみると、坂本は11位にランクイン。もちろん、20代の選手では最高位である。

歴代で見ても、「30歳シーズン終了時の通算安打」は3位の児玉明利(1687本)を射程圏に捉えており、2位の張本勲(1722本)にどれだけ近づくことができるかというところ。プロ野球史にその名を刻む安打製造機たちと比べても負けず劣らずの成績を残しているのだ。

【現役選手・通算安打ランキング】
1位 2178本 新井貴浩(広島)  ☆2320試合・7820打数
2位 2086本 松井稼頭央(西武) ☆1889試合・7163打数
3位 2038本 阿部慎之助(巨人) ☆2104試合・7167打数
4位 2023本 荒木雅博(中日)  ☆2168試合・7557打数
5位 2022本 鳥谷 敬(阪神)  ☆1998試合・7186打数
6位 1998本 内川聖一(ソフトバンク) ☆1794試合・6478打数
7位 1975本 福浦和也(ロッテ) ☆2177試合・6919打数
8位 1717本 福留孝介(阪神)  ☆1662試合・5844打数
9位 1699本 中島宏之(オリックス) ☆1577試合・5750打数
10位 1657本 栗山 巧(西武)  ☆1628試合・5779打数
11位 1601本 坂本勇人(巨人)  ☆1444試合・5552打数

※成績は5月2日終了時点・NPB単独
※所属・登録名は現在のもの

【30歳シーズン終了時点での安打数】
1位 1802本 榎本喜八
2位 1722本 張本 勲
3位 1687本 児玉明利
4位 1618本 毒島章一
5位 1601本 坂本勇人 ☆5月2日終了時点
6位 1595本 土井正博
7位 1569本 豊田泰光
8位 1524本 大村直之
9位 1516本 王 貞治

※30歳までに1500安打を達成した選手限定
※途中でメジャー移籍した選手は除く

■記録への挑戦

こうなってくると、自然と期待が高まってくるのが“偉大な先人たちへの挑戦”だ。

2000安打の最速記録は、“打撃の神様”こと川上哲治氏の1646試合。川上氏は1試合1.2本のペースで安打を重ねていた計算になるが、坂本はここまで1試合1.1本ペース。あと約200試合の間にどこまで上げていくことができるか。注目が集まる。

また、年齢では榎本喜八氏の31歳7カ月が最年少記録。坂本は今年の12月に30歳を迎えるので、2020年の7月までに2000安打を達成すれば最年少記録更新となる。

そして、最終的な目標になるNPB最多安打記録といえば、張本勲氏の3085本。坂本は昨季その半分にあたる1500安打を達成しており、NPB史上2人目の3000安打達成にも大きな期待がかかっている。

本格的なデビューを果たしたプロ2年目の2008年から昨季までの10年間でシーズン平均155本の安打を放っており、あとはいかにして

このペースを保っていけるか。遊撃手という負担の大きなポジションだけに、体のコンディションが大きなカギを握る。

【通算2000安打・スピード記録】
1位 1646試合 川上哲治
2位 1695試合 アレックス・ラミレス
3位 1708試合 長嶋茂雄

【通算2000安打・年少記録】
1位 31歳7カ月 榎本喜八
2位 32歳2カ月 張本 勲
3位 33歳6カ月 土井正博

【NPB通算安打ランキング】
1位 3085本 張本 勲
2位 2901本 野村克也
3位 2786本 王 貞治
4位 2566本 門田博光
5位 2543本 衣笠祥雄
5位 2543本 福本 豊
7位 2539本 金本知憲
8位 2480本 立浪和義
9位 2471本 長嶋茂雄
10位 2452本 土井正博

5/3(木) 13:10
ベースボールキング
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