サッカーJ2松本山雅FCの運営会社は25日、松本市内で株主総会を開き、第8期(2017年2月?18年1月)の決算を報告、承認された。売上高は前期比2・9%増の19億9000万円余、純利益は同67・2%減の4700万円余で、8期連続の黒字となった。

 昨季は天候不順やチームが波に乗り切れない状況が続いた影響で、入場料収入とグッズの売り上げが減少。一方、昨季からJリーグ全試合を有料配信する「DAZN」を運営する動画配信大手パフォーム・グループの支援で、Jリーグ配分金収入は大幅増となった。

 選手や監督、コーチらの報酬などに当たるチーム人件費は同10・6%増の9億3000万円余で過去最高となった。

 神田文之社長(40)は総会後の取材に「今後も選手や指導者の育成、強化などにより効率的に投資をしていきたい」と述べた。取締役の北原洋一氏(65)は定年で退任。同氏以外の取締役7人は再任された。

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