ブローカーから金銭を受け取り、勝負を操作した疑いで有罪が確定、永久失格(追放)となった元野球選手のイ・テヤン(25)が、該当処分の取消しを求めて訴訟を起こしたが、これに敗訴した。

 ソウル中央地検は26日、イ元投手が韓国野球委員会(KBO)を相手に起こした永久失格処分無効確認請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

 イ元投手は、ブローカーより2015年5月から9月まで先発として登板する4試合で、勝負を操作してほしいとの請託を受け、この見返りとして2000万ウォン(約200万円)を受け取った容疑(国民体育振興法違反)で起訴された。

 1審で懲役10か月・執行猶予2年の宣告を受けたイ元投手は、2審で控訴が棄却され、昨年、刑が確定した。

 KBOは、賞罰委員会でイ元投手を「永久失格」とした。この場合、KBOリーグで選手、指導者、球団関係者として活動することができない。また、前所属チームの許可がなければ、米国など海外リーグにも入団することができない。

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