舞台人が映像畑で仕事するとオーバー気味とは言われるが
舞台に立てないような役者の芝居は、ただの学芸会でしかない

テレビ局は、テレビ役者を育てる努力をしないと駄目だと思うよ
安易なタレント起用ではなく、舞台回って良さそうな奴を引っ張って来るなりして

映像キャスティングと演技
https://www.jiu.ac.jp/files/user/education/books/pdf/836-30.pdf

このメディアは現存の俳優の存在をそのまま映し出し、したがって俳優の持つ容姿もクローズアップにより、
より印象的に映し出す事が可能で、演劇の時代とは別のスターを生み出していく。

しかし音つきのトーキーが表れてからは、脚本や映像はその両者の技術も発達し、
演劇的台詞術も巧みでなければならない様相が見えてくる。
そこには日常生活の反映でありながら、映画、ドラマ等いう非日常を描かなければならず、
より複雑で映像を理解した演技技術が必要になってくる。

究極を語るならばナチュラルな形態をすぐれた脚本による台詞術で表現する事が基本で、
カメラのフレームの中で機能する事が演技として要求されてくる。
舞台で行なうような過剰な演技がその演出により成功することもあるが希なことで、
これを行なうには高度な演出と演技が不可欠である。