世界選手権で2度の金メダル、バンクーバー五輪では5位入賞を果たし、現在はプロスケーターや振付師など、多方面で活躍する安藤美姫(30)。

そんな彼女が12日放送の『秘密のケンミンSHOW&ダウンタウンDX春の合体2時間SP』(日本テレビ系)に出演。

そこで現役時代、戦績が低迷していた時期に受け取ったという「誹謗中傷の手紙」の内容を告白。その内容に衝撃が広がっている。

■誹謗中傷の手紙を「全部読んだ」
「じつはこれが! 私のベストパフォーマンス」のコーナーにて、安藤は自身のベストパフォーマンスとして、金メダルを獲得した「2007年世界選手権での演技」をあげた。

前シーズン(2005-2006シーズン)でのトリノ五輪では、ケガが完治しないまま演技に挑み、フリーでは転倒するなどのミスが相次ぎ、総合で15位という結果に終わるなど、戦績が芳しくない時期だった。

安藤はそんな当時の状況について…

「その頃はSNSがなくてまだ救われたんですけど…けっこう中傷的な手紙がいっぱい来て、それを全部読ませていただいて」

と、世界の舞台で戦う裏で、心無い言葉を浴びていたことを明かした。

■手紙の内容にダウンタウンも怒り「関係ないやん」
大量に送られてきたという「中傷的な手紙」の内容について問われると、「アハハッ」と笑い飛ばしつつ、内容を明かすことを躊躇う安藤。「(比較的)ソフトなやつ」という要望を受け、安藤が明かした内容は…

「『メス豚』とか…」

これについて、ダウンタウンの松本人志(54)は「ソフトじゃない! ハード!」とツッコミ。浜田雅功(54)も「全然関係ないやん、競技と!」と怒りを露わに。

安藤は、この時の落ち込みが世界選手権での金メダルに繋がったと語った。

■「ぞっとする」視聴者にも波紋
「わざわざ手紙に誹謗中傷を書いて送る」という行為に、視聴者にも改めて波紋が広がっている。

さっきダウンタウンDXで、安藤美姫さんが「(トリノ五輪のあった)2005〜2006シーズンが不調で、その頃まだSNSが今ほど広まってなかったからまだ救われてたけど、中傷の手紙とかたくさんもらいました」って話してた。

わざわざ手紙書いて送る人ってどんなんやねん。ぞっとするわ。

— あきらgt*いわき十中八九4/28吉祥寺 (@A5Gt) April 12, 2018

昨夜、DXでミキティ出てたけどSNSのない時、ファンから手紙がきて「メス豚」とかって言われるようなのがあったと言ってたけど、アンチは怖いというかフィギュアスケートファンって批判の仕方が強烈なのかなぁとぴょん落ちな自分は驚いてしまった👀自分でやってから言えと毎回思うんだけど💧

— ☆みやびん☆ (@miyabim45) April 12, 2018

18だか19だかの若いアスリートに金も出してない人間が罵倒する手紙送るとかそんなキチ○イはスルーしたら良かったのにミキティ。

— ぴりぴり (@kaukani) April 12, 2018

「そんな手紙をわざわざ読まなくてもよかったのに!」といった声も見られる。

■ネットでの誹謗中傷、半数以上が「立ち直れない」
「当時はSNSがなくて救われた」と語っていた安藤。しらべぇ編集部が以前、全国の20〜60代の男女1,342名を対象に「もしもネット上で誹謗中傷をされた場合」について調査を行ったところ、全体で約半数以上が「立ち直ることができないと思う」と回答した。

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性年代別に見てみると、各年代とも女性は高い割合を占めている。

「バッシングを力に変えた」と語る安藤。当時まだ10代だった彼女の芯の強さに感服するのと同時に、わざわざ手紙で心無い言葉を浴びせる人の心理が、どうにも解せない。

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しらべぇ2018年4月13日16時00分
https://news.infoseek.co.jp/article/sirabee_20161585371/