ハリルホジッチは過小評価
このタイミングで変えたのは間違いだが、もっと早く変えるべきだったってのはそれこそ大きな間違い

・オーストラリア戦ではじめて勝ったのがハリルホジッチ。ザックもアギーレもオージーに勝ったことはない。
最終予選の勝率もザックとほぼ変わらない。結果はきちんと残している。
オージーに勝った時は日本はひいて、相手にポゼッションさせて、こっちがカウンターという完全なハリルの戦術の勝利だった。
E1選手権は、戦術や選手のテストの数少ない実践機会として利用したので、そこでの結果で叩くのはお門違い。
マリとウクライナ2連戦も相手のほうがFIFAランクが上だったり、
こちらは選手がどの程度通用するかの見極めに使っていたので勝敗で見るのは馬鹿。
フランスリーグ最優秀監督、アフリカCL優勝の監督だけはある。

・アギーレから急きょ受け継ぎ、
ザックジャパンのように本田や香川や長友や内田がCLでてバリバリやってるようなレベルでもないのによくやっている。
実際日本代表が弱くて期待が持てない理由は、そもそも選手の質が世界レベルではそろっていないため。ハリルの責任ではない。
まずそこは認めなければいけない。
体脂肪12%一つとっても海外のトップクラブでは当たり前の基準なので、
カウンタースピードや運動量を増やしたい日本の場合、12%を切れないのはプロスポーツ選手として甘すぎて話にならないだけ。

・現実的に日本はDFの個が相手FWの個より低いので、カウンターを受けて1対1になるとボロボロにされる。
ブラジルWカップでのコロンビア戦の様に。
よって守備はひいてスペースをなくし、人数をかけて守るのは必須。そこから考えると、日本はカウンターをとるしかない。
ポゼッションだとラインを高くして密集度を上げるが、そうするとDFは相手のカウンターを浴びてしまう。コロンビア戦のようになる。
ポゼッションは相手が先に得点して引いたときにしかできない。ハイプレスのサッカーなんて連戦が続くワールドカップではできない。
あくまでカウンターがメイン戦術で、失点してしまった時にポゼッションもしくは個の力での打開が現実的な妥協解。
そうすると日本の攻撃はカウンター向けの個の力が必要になる。
スピードがあって、スピードが乗った状態でもプレイの質が落ちにくく、自分でドリブルしてゴールにつきさせるか、
スタミナが豊富でカウンターの場面でちゃんと走れる選手が選ばれる。
ハリルホジッチは攻撃でも守備でも1対1で戦える、デュエルの強い選手、
体脂肪12%以下でスタミナある選手をえらぼうとしているのはそのため。
きちんと意図をもって選手を選んでいる。