https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180411-00010002-footballc-socc
●「ヴァイッドに『手抜き』はありえない」(バロンケッリ氏)

 柔軟性のなさがハリルホジッチ監督のキャリアに影を落としているのは事実
だが、彼が何があっても信念を曲げない人であることがわかりきっている以上、
その彼を招聘する側が、それでも彼を起用する目的をクリアにしておく必要が
ある。

 バロンケッリ氏はこうも言っていた。

「選手によっては、その厳しさについていけない者もいるだろうが、ヴァイッド
に『手抜き』はありえない。どんな小さなことでも、彼のやることに『偶然』は
ない。すべてが計算されて計画に基づいたことなんだ。それにメディアはヴァイ
ッドに『軍曹』のようなレッテルを貼るが、むしろ一番遠いのがこのタイプ。
たしかに厳しいが、選手たちのことは徹底してプロテクトする。言うなれば厳
格な父親といった感じだ。彼は惜しみなく持っているものを与える寛容な人間
だよ」

 ハリルホジッチ氏が、日本代表の発展のために、自分が持てる知識や術をすべ
て授けようと尽力してくれたことは間違いない。