サッカーJ1仙台と、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディースを運営するベガルタ仙台は5日、

仙台市青葉区の漁信基ビルで取締役会を開き、2017年度決算(17年2月〜18年1月)が2200万円の黒字になると報告した。

広告協賛収入の大幅増などで1億1900万円の赤字だった16年度から2年ぶりに黒字転換した。事業規模を表す収入総額は前年度比4億1400万円増の27億2700万円、支出総額は2億7300万円増の27億500万円。

 17年度の広告協賛収入は11億8300万円で、前年度から2億7500万円増えて過去最高。協賛企業が15社加わって計399社に増えたことや、スポンサー契約を結ぶ就職情報会社マイナビ(東京)の支援、ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の開設20周年を絡めた広告企画が好調だったことなどが収入を押し上げた。

 西川善久社長は「J1の上位に定着するため、クラブ創立25周年となる19年度には事業規模を30億円台に乗せたい」と語った。

 役員選任も行い、経営体制強化へ取締役を1人増の19人とし、新任候補にクラブの菊池秀逸営業本部長(65)、佐野好昭県副知事(60)、藤本章仙台市副市長(63)、大沼裕之宮城テレビ社長(60)を選出した。いずれも20日の株主総会で正式に決まる。

4/6(金) 11:13配信
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