100点満点で詰将棋選手権V4の藤井聡太六段「今年はまったく自信がなかった」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00000143-sph-ent

 谷川浩司九段(55)ら一流プロから、奨励会員、アマなど過去最多105人が参加した。
「最近、たまたま(詰将棋を)解くことがなく、どうかなという不安もあった」「今年はまったく自信がなかった」と話したが、結果はただ一人の100点満点。全問正解は15年の初優勝時以来、自身3年ぶりだった。

 大会は各90分間の2ラウンド制(5問ずつ)で、藤井六段は第1ラウンドを55分で終了して会場の外に。4問までは20分で解答したが「特に5番(5問目)が難しかった」。
第2ラウンドは、関係者によると51分で終了したが、会場内で時間いっぱい入念にチェックしていたという。
関係者が“ラスボス”と称する最難問の10問目も「難解でしたが、時間的に余裕があったので、変化を確認できた。だいたい合っているかなと思いました」と振り返った。

 詰将棋については「最近は上達法としてはやっていないですが、三手、五手詰みで始めた頃はたくさん解いて、基礎になったと思います」。
22日の公式戦で元竜王の強豪・糸谷哲郎八段(29)をたたみ込んだ寄せを実行委員長の柳田明氏(61)から称賛されると「あのような詰みが実戦で見えるのは、なかなかないケース。ああいうのが見えると気持ちいい」と笑顔で話した。