恋愛未経験の多くの若い男性にとってファーストキスの相手が米歌手のケイティ・ペリーというのは、恐らく願ったり叶ったりなのではないだろうか。

だが、ベンジャミン・グレイズさん(20)の場合は違った。米オクラホマ州出身のグレイズさんは
オーディション番組「アメリカン・アイドル」に出演し、審査員を務めるペリーにキスされ、不快感をあらわにした。

グレイズさんは今週放送された番組内で、同じく審査員を務める人気カントリー歌手のルーク・ブライアン(Luke Bryan)にペリーの歌詞のもじりで
「女の子とキスして、いいなって思ったことは?」と質問され、これまで誰ともキスした事がなく、ファーストキスは恋人とのために取っておきたいと答えた。

するとペリーはグレイズさんを手招きし、キスするよう要求。グレイズさんがペリーの頬にキスしようとした直後、ペリーはグレイズさんの唇を奪った。
グレイズさんはショックのあまり声を上げ、その後の演奏でもつまずいてしまい、審査員らから失格を言い渡された。

テレビの出演者としては遊び心ある振る舞いだったものの、ペリーの行き過ぎた行為にソーシャルメディアにはコメントが殺到。
米国ではセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)」運動が盛り上がりを見せており、書き込みにはペリーの行為はセクハラだと非難するものもあった。

グレイズさんは米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、ペリーとのキスについて「すぐさま不快になった」と表現。
また自身は保守的な家庭で育ち、「ファーストキスは特別なものにしたかった」と語った。

ただ、この騒動をめぐるコメントが相次ぐ中でグレイズさんは14日、フェイスブックでメディアの報道を非難し、
ペリーに対する不満を言ったわけではないとした上で「ケイティ・ペリーにセクハラをされたとは思っていないし、審査員たちのコメントや批評には感謝している」と投稿した。

3/15(木) 14:08配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180315-00000024-jij_afp-ent

写真
https://lpt.c.yimg.jp/im_siggJdkb3PQeLfClrjoanQd6Hg---x678-y900-q90-exp3h-pril/amd/20180315-00000024-jij_afp-000-view.jpg

MV ROAR
https://www.youtube.com/watch?v=CevxZvSJLk8