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 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の第104期生卒業式が1日午前、兵庫県宝塚市の同校で行われ、2年間、舞台人としての基礎を学んだ40人が学びやを巣立った。40人はこの日午後、憧れの宝塚歌劇団に入団した。

 式典で小林公一校長は、閉幕した平昌オリンピックのメダリストを例に挙げ「『努力をしたから夢がかなった』ではなく『努力をしなければ夢はかなわない』ということではないかと思います」と卒業生を激励した。

 式典では表彰も行われ、星組トップ娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)の妹で8期下になる美里玲菜(みさと・れいな=芸名)は皆勤賞だった。

 式典終了後のセレモニーでは、1期下の予科生がブーケを手渡し、卒業生に感謝。元プロテニスプレーヤーでタレントの松岡修造(50)の長女・松岡恵さんは涙を見せ、先輩にハンカチで涙をぬぐわれる場面もあった。

 首席の碧音斗和(あおね・とわ=芸名)は「『清く 正しく 美しく』の小林一三先生の教えを深く心に刻み、果てしない芸の道を歩んで参ります」と答辞を述べた。式典終了後のインタビューで碧音は、元星組トップスター・柚希礼音を憧れの存在に挙げ、「華と品を兼ね備えた、存在感のある男役になりたい」と決意表明した。

 40人は4月27日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する星組公演「ANOTHER WORLD」「Killer Rouge(キラー ルージュ)」での初舞台へ向け、ラインダンスの稽古に励む。

2018年3月1日13時56分
スポーツ報知
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