南海、ヤクルト、楽天、阪神で監督を務めた野村克也氏が28日、フジテレビ系「ノンストップ!」に出演。昨年12月8日、
急逝した妻・野村沙知代さんへの思いを語った。

 ひとりになり、妻の存在の大きさを痛感しているという野村氏。ひとりで自宅で過ごす時間について「何もすることない。
男は弱い。女性がいないとどうしようもない。寂しいわね。話し相手がいないんだもん。無口になって仕方がない」と落ち込んだ姿を見せた。 
都内自宅は妻・沙知代さんの思い出の品であふれている。「引っ越そうかと思ってね。そのへんにいっぱい奥さんの面影がのこっているようで、
あんまりよくないね。居心地は良くない」と正直な心境も口にした。

 一方で、ここ最近は自宅で“居場所”も見つけたという。「応接間、食堂があるんですけど、(沙知代さんは)なぜか応接間に座らずに
食堂のテーブルに座ってテレビばかり観ていた。女房が元気な時は座ったことなかったけど、いなくなってからは毎日そこへ座っています。
気持ちの上では落ち着く場所です」と明かした。

 結婚生活を振り返り「世界広しといえど、サッチーさんと夫婦でやっていけるのは俺しかいない。ワンマンで自分好き放題に生きている女性で、
間違いなく幸せな人生を送ったと思いますよ」と妻を思ったノムさん。ひとり残された今後の人生を思い、
「まだこの世からいなくなったっていう感覚は消えない。いつまでも俺の頭の中にサッチーさんが生き続けているのか。
生涯生き続けているんじゃないか」としみじみと漏らした。

デイリースポーツ
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