https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180226/k10011343291000.html

ピョンチャンオリンピックの警備について、韓国政府は大会期間中、会場を中心に1日当たり警察官や兵士など合わせて6万人以上を投入し、警備に当たりました。韓国の警察はこれまでで最も安全なオリンピックだったと成果を強調しました。
韓国政府は、ピョンチャンオリンピックの期間中、テロ対策や犯罪対策のため会場を中心に1日当たり警察官1万3000人、兵士5万人などを投入し、警備に当たりました。

人による警備に加えて、長時間にわたって上空からの監視が可能な飛行船や監視カメラの映像から、危険人物を発見し、直ちに警告する最新の警備システムなども導入されました。

韓国の警察は25日、大会期間中の警備について、競技関連施設に入ることができるIDカードの偽造の摘発や、競技会場周辺でカナダの選手ら3人が酒に酔った状態で車を盗み、選手村まで運転して帰ったとして、窃盗などの疑いで検挙するなどの事案があったものの、ピョンチャンオリンピックはこれまでで最も安全なオリンピックだったと警備の成果を強調しました。

一方で、大会の公式サイトや競技結果のデータシステムなどにシステム障害が発生したことについて、組織委員会は、サイバー攻撃を受けたことは認めたものの、「選手や観客の安全に影響を与えるものではなく、システムに問題はない」として詳細については、明らかにしていません。