安倍晋三首相は17日夜、平昌五輪のフィギュアスケート男子で、2大会連続の金メダルに輝いた羽生結弦(23)=ANA=に祝福の電話をかけた。
安倍首相と羽生の電話内容の詳報は次の通り。
  ◇
 安倍首相「羽生選手、おめでとうございます」
 羽生「ありがとうございます」

 安倍首相「前回はぜんそくや、(東日本)大震災を乗り越えての金メダルでしたが、今回も大けがを克服しての金メダルで、
 私は一人でテレビの前で、後半は手に握ったミカンを握りつぶしそうだった。今回はけがの後ブランクがありましたから、少し不安はなかったですか」
 羽生「ありました。ただ、練習もしっかり積めなかったんですけれども、やはりスケートをやめたわけではなかったので、2カ月くらいなんとかなるかなとちょっと思ってました」

 安倍首相「大きなけがだったんでしょうけど、ああいうときにも自分のベストを出すというのはすごい集中力ですね」
 羽生「いえ、まだもっとベストが出せたかなとは思うんですけれども。もうちょっと頑張ります」

 安倍首相「今回本当にもう、日本人みんなが興奮して感動したと思いますし、やっぱりああいうけがを乗り越えてというのは。まさに新しい伝説ができたのかなと思いましたね」
 羽生「ありがとうございます」
 安倍首相「でも、ほっとしましたよね、これで」
 羽生「そうですね。やっと今まで頑張ってきたものが報われたというか、実は今シーズン1回も勝てていなくて」
 安倍首相「ああ、そうですか」
 羽生「試合にも出れなかったので、ずっともどかしい気持ちでいっぱいだったんだすけれども、やっと今シーズン勝つことができたので。
 また今年になって初の勝利もあったので、非常に重みのある勝利になったなと思います」

 安倍首相「4年前もそうだったですけれど、今回もですね、いろんな困難を乗り越えて多くの人たちに勇気を与えたと思います」
 羽生「ありがとうございます」

 安倍首相「また、海外でも『氷のプリンス』といって」
 羽生「はははは」
 安倍首相「大きく報じられていますね。日本人として本当に誇りに思います」
 羽生「ありがとうございます」

 安倍首相「しばらく、ちょっとゆっくりされるんですか」
 羽生「ゆっくりできれば、ゆっくりしたいなと思っているんですけれども、世界選手権が実は近くにあって」
 安倍首相「そうですよね。まだ忙しいでしょうし、練習も大変でしょうけど、ぜひまた健康に気をつけて頑張ってください。期待しています」
 羽生「ありがとうございます」

 安倍首相「本当にお疲れさまでした。おめでとうございました」
 羽生「わざわざありがとうございます。失礼します」

・以下全文はソースへ: 産経 18.2.17
http://www.sankei.com/images/news/180217/pye1802170095-p1.jpg
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180217/pye1802170095-n1.html